<痰がからむ咳(湿性咳)の場合> この種の咳を無理に止めてしまうと痰が行き場を失い気道をふさいてしまいますので、痰が出る原因をさぐり、それを取り除くことが先決です。原因がなくなれば、痰も減り、咳も少なくなります。 <痰がほとんどない咳(乾性咳、空咳)の場合> 激しい咳が長く続くと体力を消耗し、睡眠の障害や胸痛などの苦痛を伴ないます。この種の咳には積極的な咳止め治療と咳の原因となる病気の治療が必要です。乾いた咳は通常の咳止めの薬を飲んでも効かないことが多いので、たかが咳と安易に考えずに早めに専門医に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
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