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うつ病の自殺を予防するにはどうしたらよいか?
うつ病の自殺を絶対的に予防する事は極めて困難です。常に自殺の可能性を念頭におき,危険度を評価し,危険因子を少しでも減らす事,医師-患者関係を信頼を得るものとし自殺の考えについて話し合う事,最善の治療をする事等,あらゆる可能な方法を動員します。抗うつ薬,抗不安薬,睡眠薬等による薬物療法が第一であり,精神療法や説得のみで自殺を防ぐ事は出来ず,いたずらに患者を苦しめる事となります。大原は,心理的孤独が最も危険な事,死にたいと思う反面,必ず助けられたいという願望を併せ持っている事,予告徴候を発している事,自殺が心理的に伝染する事,本当に起こる恐れのある危険はそれほど長く続かない事を述べています。
 自殺について話すと,それがきっかけになったり動機を強めるのではと考えるのは誤りです。直接質問するのは論外ですが,自覚症状や苦悩の質問に続いて,「何もかも希望がないと思いますか?」「このまま眼が醒めなければよいと思う事がありますか?」「生きていても仕方がないという考えが浮かぶ事がありますか?」「もう限界という感じですか?」「方法迄考えた事がありますか?」「理由は?」等話し合う事は,評価の為のみでなく,患者の治療者から理解されているという気持ちにも繋がります。
【松川神経内科】


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