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統合失調症の症状は多彩です。一人の患者さんに全ての症状が出るのではなく,また症状の程度も人それぞれです。そこで陽性症状群,陰性症状群に分けて説明しましょう。 陽性症状群 1)妄想 物事の誤った意味づけをしたり,偏った独断的な考えに基づくもので,他人に自分の心の中を知られてしまう,誰かが監視している,誰かが自分を操る等非現実的で奇妙なものや,周りからの嫌がらせをされる等,周囲の出来事に特別の意味付けを持たせて解釈します。 2)幻聴 現実にない声に話しかけられたり,命令されたりします。 映画「ジャンヌ・ダルク」Joan of Arc 1999米(主演Milla.Jovovich)の中の,神の声を聴くジャンヌ・ダルクのシーンを思い出してください。 3)混乱した纏りない会話,行動 一貫性のある話をしたり,筋道立った会話を続けられません。 急に関係のない話を始めて,前の会話との脈絡がない事が多々あります。 4)感情の不安定さ 過敏になって些細な事で怒ったり取り乱したりします。 陰性症状群 1) 感情鈍麻 感情表現が乏しくなり情緒性や道徳感等が低下する程度から,快・不快,喜怒哀楽の感情反応が消失するものまで様々です。しかし気をつけて頂きたいのは, 統合失調症の患者さんは決して悪意がありのではないという事です。 2)思考内容の貧困化 会話の量内容が乏しくなり,返答が遅くなります。 3)意欲減退 意欲が乏しくなり,学業,仕事等が続かなくなります。終日ゴロゴロしています。 4)閉じ篭もり 周りの出来事に無関心で,非活動的になります。 5)注意・集中力の障害 気が散り易かったり, 注意・集中が長続きしません。
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