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手が震えるので受診したところ、本態性振戦と診断されたのですが、どのような病気なのでしょうか?
【本態性振戦】

『本態性(ほんたいせい)』とは、原因不明であることを意味する言葉です。ふるえは医学的には『振戦(しんせん)』と呼ばれています。
本態性振戦はふるえのみの症状です。逆にいうと、ふるえ以外の症状はみられないのが特徴です。成人期の初期に多く発症しますが、どの年齢層でも起こります。40歳以上の年齢層での発病率は6.1%で、約16人に1人の割合で認められるとされています。
一般的には加齢とともに悪化していきますが、身体中がふるえてしまい動けなくなるようなことはありません。60歳以上の人に多くみられるために、以前は老人性振戦とも呼ばれていました。同じ家族に多発するタイプは、家族性振戦と呼ばれることがありますが原因は不明です。

一般的には本態性振戦は腕に起こりますが、まれに下肢に起こることもあります。安静にしている時には起こりませんが、手足を伸ばすとふるえが始まり、無理な体勢を取るとふるえが悪化します。また、体の左右両側に起こりますが、一方の側により強く症状が現れます。頭部に起きると頭がふるえて上下に揺れ、声帯に起きると声がふるえます。
ふるえが軽いうちは、ほとんど問題になりませんが、字が書き難くなったり、持ったコップの水がこぼれるなど、日常生活に不自由を感じると治療が必要です。

本態性振戦の原因は、まだよく分かっていません。しかし、精神的に緊張すると症状が悪くなることなどから、興奮したときに働く交感神経が関係していると考えられています。例えば結婚式やホテルに泊まる時の記帳で、書くところを他人に見られているという緊張から、ふるえの症状が強くなります。

本態性振戦のふるえの特徴の1つは、飲酒によって症状が軽くなることです。お酒のコップを持つ手がふるえたりしていたのが、お酒を飲むうちにふるえが軽くなることがあります。しかし、飲酒でふるえを抑えることは、アルコール中毒になるおそれがあります。
本態性振戦に対しては、症状を軽くするお薬もありますので医師に相談して下さい。
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