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Re: 前歯の治療方法

投稿者 長谷川千尋 日時 2004 年 3 月 02 日 00:42:01

回答先: 前歯の治療方法 投稿者 稲田 日時 2004 年 2 月 29 日 19:46:39

国外となっていますが、今どちらにお住まいでしょう?
 日本でも外国でもおおむね治療方針は変わりません。小さい虫歯は詰めて、神経を取るような場合は被せることになります。
 虫歯は野天堀のような形で進行するのではなく、入り口が比較的小さく下掘れの形で広がります。神経治療の時は治療中の見た目の確保のため残してあった歯質も、薄くて割れやすい状態になっていたと思われます。薄く残った歯質に被せても、歯は強い衝撃を毎日受けますから途中で折れてしまいます。よって金属の土台を入れてその上に被せるのです。
 クラウンを被せるという話だったのに…ということですが、その通りに治療は勧められています。
 なるだけ歯質を多く残すということは基本としてあります。一回治療して一生持つのではありませんから、次に治療するときは条件は悪くなっているはずで、なるだけ先々まで持たせるにはそのときそのとき出来るだけ歯質は残すようにします。
 奥歯で金属を被せる場合、奥歯はもともと分厚いですし、金属は形態に自由度がありますから、歯茎のそばまで全部削らず途中までにして歯質を残すこともします。

 前歯は薄く、また、見た目を考えないといけませんから、ある程度虫歯が大きくなると詰めるだけでは直ぐ脱落しやすくなってしまうため、一般の方からは必要以上に大きく削っている…と目に映ると言う場合もあると思います。

 歯根が割れる…というのは、確かにあります。これは歯質が少なくなる…といウ理由もありますが、金属と歯質は弾性係数(変形する力)が違うことが大きな要因なのです。金属と瀬戸物を擦ると金属に傷が付きますが、両方をぶつけると瀬戸物が割れます。金属は僅かに変形して衝撃を吸収し自らは壊れにくいのですが、瀬戸物はその性質が乏しく割れてしまいます。
 歯根に金属を土台として入れると、歯は噛む衝撃がかかるので同様のことが起こりえます。
 しかし、現在日本でも未だ金属土台がまだまだ主流です。それに変わる材料がなかなかないからです。樹脂とグラスファイバーで土台を作り歯根に近い弾性係数にし、破折しにくくする方法も出ては来ました。

 さて、既に針金ではないですが金属土台が入れられてしまいました。どのくらい持つかは、残りの歯質の厚みや、稲田さんの噛む力、これからの歯の手入れによって変わります。自分で治療したとしてもなかなか年数を明言は出来ません。
 今後クラウンはセラミックで入れるのか?と思いますが、アメリカでは管理下で15年…という数字を出すそうです。聞き及んだ話では。
 15年で根が破折する…のではなく、やり直す何かが起きるまでの期間…ということです。
  今後どのくらい持つかは治療した先生に聞くのが良いと思います。


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