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もっと長文

投稿者 長谷川千尋 日時 2004 年 2 月 15 日 17:24:21

回答先: 6才子供の治療後の対策 投稿者 ふるる 日時 2004 年 2 月 15 日 15:24:17

まず、今している努力は決して無駄ではない、ということを頭に入れてほしいと思います。
 今の考え方だと、自分の理想通りの結果が出ない場合、今までしてきたことがすべて無駄だった、良くなかった…といつも考えてしまう、そういう思考回路が身に付いてしまうのはいかがなものか…と思うのです。
 
 文面から勝手な想像を働かせてはいけないとは思いますが、ふと心配になる感じがします。
 勉強して100点満点ばかりでなくても、90点でも、その分は頭に入っているわけで、0点ではないのです。
  いろいろしても、虫歯は出来ました。でも、全く何もしなかったらどうなのでしょう?今と同じでしょうか?
  もっともっと、多くの虫歯が出来、神経まで達する虫歯も出来ていたことでしょう。

  比較が出来ればいいのですが、出来ないと、努力がある程度実っているのかそうでないかは分かりにくいものです。兄弟で上の子は5〜6本虫歯になってしまった…下の子は、少し考えていろいろ努力したら2本で済んでいる…やれやれ、と思うのか、下の子だけ見て、あー努力しているのに2本も出来てしまった…今までのことは何だったのだろう…と思うか、と言うことなのです。

 フッ素もキシリトールも、統計的に虫歯は減らせるが、ゼロに出来る、と言うものではないのです。
 しかし、効果はあるはずなので、それは続けてほしいと思います。
 フッ素は、これからの年齢から考えると、歯科医院での塗布より、フッ素洗口の方が効果が高いかも知れません。家庭で週一くらいでフッ素でうがいするのです。この方法は小学校で取り入れよう…という方向にあります。
 また、一部の製品で今まで以上に予防効果を考えた歯磨剤では、歯みがき後うがいをせず、歯磨剤の味を残す(歯磨剤内の薬効成分の持続を期待するため)ということも勧められています。全部の歯科医の声にはなっていないようですが、虫歯を大きく減らした北欧などの例により、推奨されつつあります。 
  ただ、唾液そのものに抗菌作用がありますから、外来のものに頼らず、もっと唾液を出すようにする、何も付けずに歯みがき…ということでもいけないとは言えません。
  言わずもがなのことですが、やはり、甘いもの(キシリトールなど虫歯抑制のものは除く)を飲食しないことです。今の世の中困難でしょうが、戦前からの統計によると、虫歯の数と砂糖の消費量は比例するのです(ただし日本より砂糖摂取の多い北欧の方が虫歯は少ない。これはキシリトールの摂取によるとされています)。
 最も虫歯の少なかったのは戦争前後で、高度成長とともに虫歯は激増しています。今はゆっくり減少中です。
  野菜は十分摂っていますか?食事中、水やお茶をよく飲む子は唾液が少なくあまり噛んでいない可能性があります。

 仮に乳歯の神経を取っても、永久歯がどうかなってしまうことはありません。膿んで来た乳歯をよほど長く放置するとその下の永久歯が生える前に虫歯になることはありますが、ふるるさんのように気を遣っている場合起こりえないでしょう。ただ、神経を取るとたまに歯の交換に影響が出る場合がありますので、定期観察も重要です。
  
 最後に、昨今はストレス社会ですが、ストレスは免疫力を低下させます。口呼吸、冷たいものを多く摂ることも免疫力を下げます。

 理想的な結果を追い求めることは必要ですが、結果が出ないと気持ち的に非常に大きなストレスにならないように、肩の力を抜いて、今後もお子さんを見つめてほしいと思います。


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