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Re: 額関節症と親知らず

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 3 月 29 日 09:14:38

回答先: 額関節症と親知らず 投稿者 まゆ 日時 2000 年 3 月 22 日 12:12:18

>>額関節症と診断されました。しかし、これと言った治療法はないと
>>言われてしまいました。

 一般論で「治療法がない」ということはありません。ちゃんとあり
ます。あるいは、状態によっては「限界」もあることはありますが。

>>最近ではあごの痛みよりも、親知らずが
>>伸びてくるにつれ、下の前歯(?真ん中の歯)が浮くような感覚
>>ずっと続いています。親知らずに押されているからでしょうか?

 親不知は、女性では22〜24歳、男性で23〜25歳までかかっ
て成長します。まだ、根の先は出来つつあるかも知れません。とする
と前方の歯を押すということは考えられます。

ただ、浮くような感覚が親不知のせいとばかりは言い切れません。歯
周病ということもあります。
 
>>幼い頃に、受け口の矯正を受けていたのですが、途中で止めてしまっ
>>ています。これも関係ありますか?

 顎関節症に関係があるかということでしょうか?
 矯正をきちんと終わっていれば、顎関節症にならなかった…と言う可
能性もあるし、でも受け口が必ず顎関節症になるわけでもないし、一見
きれいな歯並びだって顎関節症になるし、見た目酷くてもならない人も
いるし、このへんは何とも言えません。診察すれば、何かとの関連は見
つかるかも知れませんが。

 とにかく、顎関節症をどうするかですが、十分大きく口を開けること
ができて(自分の指が3本たてに入るくらい)関節の痛みが無く、関節
の雑音も軽微か時々あるくらいなら、多分すぐに治療する必要はありま
せん。
 もし、関節の痛みがあったり、音もよく鳴ったり、口が開きにくいよ
うなら治療が必要です。
 通常はスプリントというマウスピースをはめて様子を見ます。保険点
数もあり、最近は日本歯科医師会雑誌をはじめ歯科医向け専門雑誌には
よく治療方法も載っており、「治療法はない」と言い切る先生ははっき
り言って?(疑問符)です。

 ただ、難しい側面もあり、「うちでは対応出来ないが○○歯科を紹介
する」といわれる場合はあります。

 スプリントだけでなくいろいろな療法があります。歯科口腔外科では
関節内の洗浄をして効果を挙げています。
 私は、関節周囲に麻酔する方法や、鍼灸、頸椎の調整、首肩のマッサ
ージなどで結構治しています。
 
 親不知が原因の一つであると診断されれば抜歯も必要です。

 顎関節症の治療をしている歯科医でもよく忘れがちなのは、その患者
さんの習癖の問題です。片方ばかりで噛んでいたり、うつ伏せ寝、横向
き寝で高い枕、歯ぎしり、噛みしめ癖(仕事中とか緊張感のある場面
で)姿勢が悪いこと等を是正することが大事です。
 受け口の人は、安静時に舌の先が下の歯の裏あたりにあります。下顎
を舌で押しやすい体勢になっています。舌の先は自然と上の歯の裏に付
くか付かないかくらいの位置にあるようにしてください。

 左右で良く噛み、仰向けで寝て、不必要な噛みしめを止め、姿勢を正
すことにより、治療も捗りますし、これらだけで治ることも少なくあり
ません。
 ただし、そうは言っても素人的に行って悪化させてもまずいので、ま
ずどこか新たに歯科を受診してください。

                ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                   はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋♂
                愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
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             http://www2.ecall.co.jp/dental.html
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