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Re: 歯茎について教えてください。

投稿者 長谷川 千尋 日時 2000 年 3 月 03 日 11:17:45

回答先: 歯茎について教えてください。 投稿者 めぐっち 日時 2000 年 2 月 26 日 16:55:16


部分的にやせた歯茎を戻す方法はあるにはありますが、一般の方がイ
メージするほどではありませんので、下がった歯茎はそのままと思った
方が良いでしょう。
 
 原因は歯周病(歯槽膿漏)と思いますが、とにかくまめに歯科医院に
通うことです。歯の動揺もあるようですから、見ずに言うのは問題では
ありますが、結構進行している歯周病に罹患しているのではないかと想
像します。
 歯の固定は、それでOKというものではなく、動揺することがさらに
歯周病の進行の悪循環に繋がるのでひとまず固定はしますが、たまに壊
れるので時々修理も必要です。
 歯周病の「治癒」はなかなか難しく、よりよい状態で進行を抑えると
いうのが治療目標になります。
 まず何度もブラッシングのチェックをして貰います。一度や二度では
きちんと磨けるようにはなりません。多少不十分でもそれほど深刻でな
い人はいいですが、ご主人の場合には多分人一倍努力が要ります。
 ブラッシングも概ね良好になり、歯石除去も済んだとしても、最初は
毎月ないし1ヶ月おきくらい、まずまずならだんだん来院期間を延ばし
て観察に入ります。なかなか良好にならない場合は、たとえばずっと1
ヶ月おきの受診を続けることあります。
 進行した歯周病の場合、管理下にあれば何とか抑えられますが、そう
でないとどんどん歯を失っていくこともあります。

 ブラッシングをしっかりした場合、ひょっとすると余計に歯茎が下が
ってくる…といったとが見かけ上起きます。これは炎症で浮腫っぽくな
っていた歯茎が引き締まってくることによるものです。病的に下がるの
ではありませんからご安心を。
 
 歯周病の直接の原因は口の中の細菌です。進行しやすい人は、歯茎に
おける抵抗力(免疫力)が弱いとも言えます。たばこは白血球の働きの
一部を弱めるようです。
 よって歯科的にも禁煙した方が良さそうです。

 緊張の続く職場では、ひょっとすると無意識に歯を噛みしめているか
も知れません。強くない力でも持続的に作用すると歯や歯槽骨に負担が
かかります。食いしばったりはしないようにしてください。
 逆に緊張状態では酸素が多く必要なため口呼吸になっていることがあ
ります。口呼吸も免疫力を弱めます。直接的には口の中が乾燥気味にな
るため、細菌が歯茎に侵入しやすくなってしまいます。
 以上のことも大切でする該当する場合は止めてください。

 そしてあまり短時間睡眠にしないことです。忙しくても8時間は寝て
「骨休め」が要ります。
 歯ぎしりも良くはないですが、簡単には止められません。よくリラッ
クスした状態で寝入る努力が必要です。あるいは、ナイトガードという
マウスピースを作って歯ぎしりの歯への悪影響を弱めることもあります。

 歯周病の処置は根気が要ります。患者さんのほうについてもあきらめ
や面倒くささのためあまり熱心でない人も多く、歯科医側もそのような
患者さんにしつこく言いにくいため、熱心でないように見えることもあ
ります。
 今通われている医院はどうでしょう?

 繰り返し、ブラッシングを指導されたり、定期健診を勧められれば、
そのまま指示に従ってつつけて欲しいと思います。対応が今ひとつであ
っても、患者さんのほうから熱心な姿勢を示せば、この方は意欲があり
そうだということで、きちんと指導していただけるのではないでしょう
か?

               ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                 はせがわ歯科医院
                  長谷川 千尋♂
             愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
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