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Re: 治療方法

投稿者 長谷川 千尋 日時 2000 年 2 月 04 日 10:26:53

回答先: 治療方法 投稿者 まーこ 日時 2000 年 1 月 28 日 00:17:31


まるっきり正反対のことでもないし、どちらが正しくてどちらが誤り
と言うことでもありません。
視点が違うというか、方針が違うのはそうですが、どちらもあり得る
ことです。
今の先生も以前の先生も、その奥歯(7番歯)がいい状態ではないと
いう認識は同じだと思います。その歯を残して被せても多分長持ちはし
ないでしょう。前の先生が抜歯を勧めたほどですから。
駄目になった場合に、今の先生は親不知の利用ということは念頭にな
い、ただそれだけのことだと思います。その親不知はやや後ろ向き横向
きに生えていて利用しづらい状態なのでしょう。

もし、親不知がある程度きちんと生えているのなら、親不知と6番目
の歯を橋渡しするブリッジという選択肢もあるはずですが、二人ともそ
れを考えていないようなので、削ったりすることが出来ない生え方…と
いうことが想像出来ます。
前の先生は部分矯正という手段を持っているので、一応親不知の利用
を考えたのでしょう。ただ、親不知に矯正器具をつけるのは非常に難儀
です。私もやっているから分かります。今受診中の先生は、矯正の手段
が無いか、難儀だからか、自費になってしまうからかなどの理由で、治
療方針の上がっていないということです。
親不知は生えているだけで痛み、腫れの原因になります。治療中の歯
をなんとかでも被せた後では、抜きにくいので今先に抜歯を勧めたと思
われます。
抜歯すると、当然、後になって治療中の歯も抜歯になってしまった場
合、親不知は使えないということですが、前の歯2本(5番歯と6番歯)
を利用して奥まで伸ばす(延長ブリッジ)か、そこに単独のインプラン
トか、取り外しの義歯か抜いたままか…ということになります。
今の先生の方針で行った場合、この方向になっていくと思われます。
 
多分、親不知を何とか利用しようと言う考え方より、少しでもゆがん
で生えている親不知は抜歯…という考え方の先生の方が多いでしょう。
よって、今の先生の方針で構わないと思います。

では、前の先生の判断は間違っていたかというと、私はそうは思いま
せん。難しい親不知の利用を考えてくれたという点では評価したいと思
います。もし成功した場合、こちらの方が残っている歯も多いと言うこ
とになります。

私だったら、さらに移植という選択を奨めるかも知れません。治療中
の歯を抜歯し、すぐ親不知も抜いて、すぐ前のところに植え替えるので
す。まだ、数例しか行っていませんが、いずれも成功しています。2〜
3ヶ月で被せられますし、お金もかかりません。
ただし、もし、うまく行かなかったらというリスクが無いわけではあ
りません。でも、そうなっても、親不知を今抜歯してあとで、その歯が
抜歯に至ったというのと同じ結果になるだけで、よけいに悪くなるとい
うわけではありません。

ここが大切なことですが、AとBという方法がありAが正しいならば
Bは誤りということではないと言うことです。さらに私は混乱させるた
めに(?)Cという方法まで挙げました。
どれも正しいということです。
あとは、どれを好むかというとだけです。

言いにくいかも知れませんが、前の先生にはこう言われた、と今の先
生に言えば、多分どうして方針が違うのかということを、上に書いたよ
うに説明してくれたのではないでしょうか?

            ☆健康な歯でしあわせも噛みしめて☆
                はせがわ歯科医院
                 長谷川 千尋
                 ec2530@ecall.co.jp
           http://www2.ecall.co.jp/dental.html
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