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Re: 歯が割れた

投稿者 長谷川千尋 日時 2003 年 3 月 23 日 17:52:30

回答先: 歯が割れた 投稿者 きょうこ 日時 2003 年 3 月 17 日 17:50:12


  結果から考えればむしろ、最初から全部被せた方が良かったのかも知れません。
  かばうわけではないのですが(でも結果的にその先生をかばうことになりますが)、あまり歯質を削らずに残して治療しようとしたことがかえって仇になった…という可能性が高いです。
 虫歯の部分はほぼ除去しないといけません。そして健全な歯質が周囲に残ります。でも、残った健全歯質はすべてそのままで良いかというとそうではありません。歯には噛むという強い衝撃が毎日掛かるのです。残った部分が薄い場合、むしろ削り落としておいた方が良いのです。残しすぎると今回のようにすぐ欠けてかえって不信を買う結果になります。
  昔から、小さい虫歯だと思ったのに大きく削られてしまった…と良く言われます。
そうしないといけないので必要な部分は削るのですが、「削りすぎではないか?」というイメージを持たれる場合もまだあります。
  最近は私たちも今まで以上になるだけ歯質を残そう…としています。充填材の進歩や接着剤の進歩が少しずつ削る量を減らせる方向になってきたのです。
  それでもやはり、詰め物で残しすぎると破折しやすいことになってしまいます。
  どこまで残してどこまで削るかは、難しい部分もあります。デジタルの世界のように明確に分けられないからです。
  後で欠けた部分は、すぐ欠けたという結果からして、出来れば最初から削った方が良かった部分である…とも考えられます。すると、最初から被せていたわけで、結果は同じなのです。先生が残そうと努力した時間と材料と患者さんの時間が少し無駄になりましたが、歯そのものは余計に悪くなったのではないと思います。

 残った歯質が少ないと、詰めるだけでは噛む力に耐えられず脱落してしまいます。よって維持を確保するために被せることになります。欠けた後ひどく凍みて痛くなければ神経は取らなくて良いです。歯質が思ったより少ない場合は根に心棒を立てる必要があり、痛くなくても神経を取ることもあり得ます。
  
  ブラスチックの冠もセラミックの冠もやや厚みが要りますから、金属冠よりは少しだけ削る量が増えます。でも被せることは同じです。
  4番目の歯すなわち小臼歯は見えるので、白い歯にしたいところです。小臼歯まではプラスチックの冠が保険で出来ます。が、やや破損しやすいです。セラミックを使ったメタルボンド冠やオールセラミック冠が良いですが、自費になります。少し質を落とせばハイブリッド冠や硬質レジン前装冠(表にプラスチックを張る金属冠)なら、自費でも少し安くできます。
  受診している医院ではどういった材料を提供されているか分かりませんので、後詳しくは担当医にお聞き下さい。


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