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Re: 乳歯の根貼、根充について

投稿者 長谷川千尋 日時 2003 年 3 月 16 日 18:37:48

回答先: 乳歯の根貼、根充について 投稿者 加藤 日時 2003 年 3 月 03 日 23:58:04


遅れて済みません…
  が、これは先輩の先生に聞かれた方が良いのではないか?とも思います。
 ただ、先生により多少意見は違うと思います。たまたまその薬を使用して非常に予後が悪かった経験を持つと、他の先生が良いよ、と言ってもその先生は良くない、と言う場合もあります。
  
乳歯の根管治療で臨床的に考慮すべきこととしては
  根管長が計測できないことがほとんどである、
  歯冠も歯根も短い
  仮封が外れやすい
  協力が得られないと十分な清掃が出来ない、
  再発しやすい
  …など考えられます。
 教科書的にではなく、私の実感としてですが。以下も私の考えですから、
  
 歯冠が短く仮封が外れやすいので私は貼薬にFCは使用していません。永久歯は使いますが。他の薬でも漏れれば薬の味はしますが、FCほど嫌な感じはしないです。試しに舐めてみてください。
  オープンにする場合はJを付ける場合もありますが、仮封しようと仮封剤を圧迫するとJがしみ出てきてしまいます。これも歯冠が短いせいですが、密封できないので調薬には使っていません。
  
  カルビタール、ビタペックス、カルシペックスはいずれも水酸化カルシウム系で、多分、臨床的にはっきりとした差はあまり無いと思います。統計を取れば多少違うかも知れませんが。カルシペックスはまだ最近(数年前)に出てきたので、メーカーに文献を問い合わせればビタペックスなどと比べて有用という知見が出てくるかも知れません。
  私が学生だった頃カルビタールやビタペックスはもうありました。ビタペックスは根管に深い部分にも到達しやすいようにシリコンオイルを混ぜて操作性を良くしたものですが、案外水酸化カルシウムの量は少ないです。カルシペックスの方が多いです。具体的には調べてください。
  こう書くとカルシペックスの方が良いような感じですが、使い慣れているせいか、ビタペックスをよく使います。カルシペックスはややべたっとして個人的には使いにくいです。
 開業医なのでどうしても経済的なことも考えてしまいます。水酸化カルシウムの薬効を期待したい場合は、水酸化カルシウム単味をプロピレングリコールで練ってシリンジに入れて使用しています。
 
  感染根管で排膿がある場合は歯周治療用のペリオクリンやペリオフィールを根管に使う場合もあります。後は、感染根管も抜髄も生活歯髄切断もビタペックスが多いです。根貼のビタペックスと根充ではどう違うのかというと、根貼で状況が良ければ除去して再びビタペックスを詰めて根充としています。
  生活歯髄切断でFC法がありますが、以前はFC法を使っていましたが今はビタペックスだけです。
  今は乳歯の虫歯が減って根管治療するような場合、吸収期に入っていることが多いです。根尖は開いていて血行が旺盛なので排膿があっても根管の付近に肉芽があってリーマーを入れると痛いことも良くあります。アブセスがあれば生活歯ではないと言える永久歯とは全然違います。
  
 とりとめもない書き方ですが、こんなところで良いですか?



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