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Re: 初めての差し歯

投稿者 長谷川千尋 日時 1999 年 8 月 11 日 01:21:43

回答先: 初めての差し歯 投稿者 天童 史郎 日時 1999 年 7 月 29 日 00:18:58

: 合成樹脂は、何年ぐらい持つのでしようか。保険有り無しの差は?
: セラミックと比べて、一目で差し歯だと分かってしまうのでしよう

 遅くなってすみません。
 本当は、主治医の先生にもっとしっかり聞いておくべきです。

 保険の合成樹脂は性格には2種類ありますが、2本目ならほとんどは金属の裏打ちがあり前面に樹脂を張ったものを使用すると思います。
 利点は健康保険で安くできること、これにつきます。
 欠点は、樹脂部分の変色、磨耗、破損、脱離などです。
 セラミックでも磨耗、破損はありえますが、材質の変色はありません。何年たっても綺麗です。
 ただし、絶対破損しないわけではありません。
 噛み締め癖、歯軋り、悪いかみ合わせ等で破損することもごくたまにはありえます。ただ、保険のものと比べればかなり確率は減るでしょう。
 では、保険のものが粗悪かというとそうではありません。以前のものと比べると最近のものは結構よくなってきています。入れてすぐは、素人目には天然歯と比べて分からないくらいにもできます。
 ただ、セラミックと比較すると見劣りはするというだけです。

 どのくらいもつかというのは、もっとも聞きたい部分でしょうが、これがなかなかはっきり言いにくいのです。
 モノは同じでも、受け入れる側は生体ですから、歯磨きの状態、歯の質、噛む力、口の習癖、歯の質その他いろいろ個人差が大なのです。20
年も30年も持つ方もあれば、数年ということもあります。数年…では、
保険のものと大して変わらなかったということにもなります。
 差し歯そのものは丈夫でも案外多いのは、手入れ不足で差し歯の根元が再び虫歯になってしまったり、歯周病が進んだりして、差し歯そのものは全くどうもなっていなくても除去せざるを得なくなるということは
たまに見受けられます。
 どのくらい持つかはまさに、手入れ次第なのです。

 でもそれではあまりに無責任かも知れないので、ある程度の目安として私は最低10年、仮に手その方の入れが今一つでも多分持つだろうと想像しうる場合に、私の場合は勧めています。
 もともと弱い歯には保険外は説明しません。

 セラミックの歯は少なくとも10年は持つ必要があります。
 これは歯科医学的見地からではなく、自費の差し歯が2〜3年でだめになった人が歯科医を訴えたことがあり、10年は持つべきだとの判決
が下されたことによります。
 よって10年はもつと言わざるを得ません。ただし、転んでぶつけて壊れたとか、そう言う場合は除きます。
 電気製品でも、どのくらい持つかとお客に聞かれて、店員さんは「使い方によりますのではっきりとは言えない」というそうです。
 「もの」でもそうなのですから、身体の一部となるものがはっきりといいにくくても止むを得ないといえます。

 保険でも10年もつことでもあるとは思います。ただ、その場合変色、磨耗は多少ないしかなりしてはいるでしょう。

 どれにするかはあなたの価値観に応じて決めてください。セラミックにしたとしても、歯磨きが悪くては10年ぎりぎりしか持たなくても、
手入れが行き届けば30年だってもつかもしれません。
 これは、保険の歯にも言えますが。

 保険外で樹脂の歯というものがどういうものをいうのか、一応頭には浮かびますが、セラミックとの左はよく担当医に聞いてください。
 
 セラミックは、歯より若干硬いので、最近出てきた、それを改善して歯の磨耗度に近づけた製品かな?と想像しますが。

                長谷川千尋

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