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10本ない方もありました

投稿者 長谷川千尋 日時 2002 年 3 月 27 日 14:14:31

回答先: 永久歯が生えてこない 投稿者 ムラナカ 日時 2002 年 3 月 25 日 18:07:03

 当院に来られた患者さんで10本の永久歯が先天的に無い方がありました。来院されたときは20歳くらいで女性です。無いことは以前から歯科医に知らされていたので、大事に大事に乳歯を使っていたのですが、とうとう持たなくなって抜歯に至りました。全部ではありませんでしたが。
 対応としては、入れ歯か、ブリッジか、インプラントか…という説明をしました。20歳で部分入れ歯など入れたくはないし、ブリッジもただでさえ少ない健全な歯を削ってしまうのは抵抗がある…ということで、迷ったあげく、一部はインプラント、一部はブリッジになりました。ブリッジにしたのはインプラントが入れにくい状態だったのでそうなりました。
 まだ、乳歯が残っている部分もあります。しかし、永久歯のように長くは持たないと思われます。

 今後、永久歯のある部分は交換が進むと思います。無いところは乳歯がそのまま残ります。それで噛み合わせや歯並びがそれほど悪くないのなら、そのままでも良いと思います。
 しかし、乳歯はもともと12〜3歳頃で全部役割を終える歯なので、やはりそれほど強くはありません。虫歯が出来なくても摩耗や破損が起きてきます。色もだんだん汚くなります。
 
 もともと歯が無いだけでなく生えにくい状況もあるかも知れませんので、少なくとも半年くらいでレントゲンを撮って成長を見た方が良いでしょう。もともと歯が少ないようなことがなくても、歯が埋まったまま生えてこない…という障害も稀に見ます。

 成長途中で万が一歯を失った場合は、すぐブリッジやインプラントは入れられませんから、入れ歯や保隙(ほげき)をすることになると思います。その時に状態により歯科医と相談して決めて下さい。

 成人の後いよいよ乳歯が駄目になったら、或いはまだ持ちそうでも前歯で見た目がおかしくて気になったら、ブリッジやインプラント(人工歯根)を考えると言うことになるでしょう。

 今クローン技術を応用して移植用に臓器を作る研究もされています。
 今のインプラントは金属やセラミックですが、10年以上後は天然の歯そっくりのアパタイト人工歯根が出来ているかも知れません。



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