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Re: 噛むと痛む程度ですが・・・

投稿者 長谷川千尋 日時 2002 年 2 月 16 日 18:54:17

回答先: 噛むと痛む程度ですが・・・ 投稿者 哲也 日時 2002 年 2 月 14 日 15:03:11

歯科大学生なら、字をしっかり入力しましょう。
 「咬合痛」でしょ。(最近ちょっと回答に優しさがないかも)
 
 大丈夫です。あなたも、これから何人もの患者さんから同じことを言われることでしょう。よし、完璧に抜髄したぞ、と思っても、咬合痛は出るのです。生体は私たちの望むように反応してくれません。

 1も2も可能性はあります。
 ただ、取り残した、と言っても、歯科医の腕が悪くて取り残したのではなく、側枝や根尖分岐もあるでしょう?側枝など、40号くらいまで拡大しても(麻酔下)、次のときにリーマーを途中まで入れて「痛い…」と言われることもあるのですよ。たまに。

 抜髄したと言うことは、微小ですが外傷を与えたのことになりますから、そこに炎症が起きるのです。歯は背中と違って痛み神経線維が多いですから、咬合痛の一つや二つ起きます。
 他に、抜髄そのもの以外には、麻酔注射の影響で咬合痛が起きることもあります。浸潤ではないでしょうが、歯根膜麻酔した場合は発生し得ます。
 また、抜髄した歯が全部性歯髄炎で、歯根膜炎に移行し掛かっている場合は、術後の咬合痛があり得ます。術前に少し凍みる程度の感覚だった場合は、
これではないと思いますが。
 後は、薬剤の溢出ということもあります。
 口頭試問されたらどう答えるか?の回答のようになってきましたが、ベテランの開業医なら、薬剤溢出はないでしょう。
 
 以上いろいろ書きましたが、もちろん何ともないこともあります。

 患者さんに余計な不安を与えない対策としては、事前によく説明することです。神経を取った後に根の先に出来た傷が原因で少し痛いこともあるが、大丈夫だとか、痛かったら鎮痛剤を飲んで下さい、などときちんと言っておくと、少し痛くても「そう言うこともあるのだな…」で済みます。
 
 必要ない、と言う先生もいますが、私は抜髄後は必ず鎮痛剤を出します。ほとんどは飲まずに済みます。しかし、鎮痛剤がある、という安心感は大きいのです。安心感で痛みが出ないのかも知れません。
 


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