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Re: 参考としてお伺いしたいんですが

投稿者 長谷川 千尋 日時 1999 年 6 月 02 日 17:27:21:

回答先: 参考としてお伺いしたいんですが 投稿者 しょーた 日時 1999 年 5 月 28 日 17:01:46:

 大変な目に遭われたことには、ご同情申し上げます。
 私たちは本来失敗の許されない仕事です。しかし、常に偶発事故と背
中合わせでもあります。
 ある程度経験を積んだ歯科医師であれば、多分いろいろな偶発的出来
事を経験していると思います。医師に責任がある場合は勿論、そうでな
くても不信を買うこともあります。

 「こんなことはよくある」については、書かれている文脈から見る限
り最初の「奥歯脱臼、親不知迷入、骨折…」のことでしょうから、だと
するとよくあるなら治療する側も怖くて治療なんかできません。
 自己弁護的に「よくある」と強弁したに過ぎません。起きてしまって
こと自体はもう仕様がないのですから、あとはもう少し誠意を持って対
応して欲しかったと思います。
 調停は終了したと言うことなのでいいと思いますが、同じ言葉でも前
後の文脈によっては全然意味が変わってしまいますので、あくまでこの
文面からの判断と念を押させていただきます。

 知覚麻痺自体は、ただ麻酔注射を1本打っただけでも発生することは
あり、私は14年間で2〜3人経験しました。いずれも数日〜1ヶ月程
度で回復し、事なきを得ました。
 歯科口腔外科で下顎の「腐骨」除去手術を受けた方で2年以上麻痺が
残っている方が義歯製作にいらっしゃいましたが、少しずつ回復してい
るようです。
 歯科口腔外科の歯科医師であれば、一過性の知覚麻痺はよく経験する
かも知れません。
 親不知は見た目以上に抜きにくいことはあります。横向きだと絶対自
分では抜かない開業医もいます。親不知は生え方によっては下顎に「く
さび」を打つような状態になっており、力のかけ方によって不幸にも骨
が砕ける事態になってしまったのでしょう。

 さて、相対する歯牙がないとき、上の歯はさがり下の歯は飛び出てき
ます。「上の歯」が親不知であれば、抜歯でしょう。この場合、かなり
伸びてきているのですから抜くのはごく簡単です(多分)。
 親不知でないとしても、状況によっては抜歯もあるでしょうが、
 1.その歯を矯正的に圧下させて、もう1つ前の歯と固定する。
     〃           相対する下の歯を延長ブリッジに
                する。
 2.その歯をある程度削り落とし、もう1つ前の歯と固定する。
     〃           相対する下の歯を延長ブリッジに
                する。
 
 いまは、この程度を想像しますが、見て言ってないのでまだ不測の状
況により違った判断もあるかも知れません。

                  ☆健康な歯でしあわせも噛みしめて☆
                    はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋
                    ec2530@ecall.co.jp
                  http://www2.ecall.co.jp/dental.html
                 愛知県海部郡甚目寺町大字森字下田室58-1
tel 052-441-1423 fax 052-443-6082

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