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Re: 親知らずがひどい状態

投稿者 長谷川千尋 日時 2001 年 3 月 18 日 01:37:11

回答先: 親知らずがひどい状態 投稿者 もうすぐ臨月 日時 2001 年 3 月 14 日 21:19:41

 遅くなって済みません。
 親知らずが虫歯ということは少しは見えているか…と思います。
 ある程度見えている場合、不完全でも歯の神経を取る…ということが1つ
考えられます。きちんと出来なくても、言葉は悪いですがいい加減でもいい
ですから歯冠部の神経だけでも取れれば痛みはある程度引きます。

 妊娠中も授乳中も絶対に薬が禁忌というものでもありません。
 利益が危険を上回るのなら利益になることを選択する…というのが基本で
す。薬は小量でも体質的に合わなければ、アレルギー反応などの危険があり
ますが、出ても大したことではなく、大きな危険の確率は非常に小さいと考
えられます。体外人工受精して子宮に卵を戻すときは抗生剤を投与されるの
だそうです。胎児が若いほど危険は大きいのですが、卵の時に既に投与され
ることもあるのです。もう10ヶ月目ですから五体満足にほぼ育っていると思
われます。よって抗生剤を飲むことも考えてもいいのではないか?と思いま
す。鎮痛剤は古くても効き目がなくなるというものではありませんから、昔
からあるものでより危険が少ないものを選択します。

 ということで、菌がすぐ脳までは行かないにしろ、神経から周囲の骨まで
波及することは十分あります。これからまだ何ヶ月も痛みと格闘することに
よる身体への負担と、わずかの危険を秤にかけて、何ヶ月もの痛みがない方
が良いとすれば、今、抜歯してもいけないことはない…と思います。その場
合、開業医でも抜けるような抜歯でも念のため病院の歯科口腔外科の方が良
いのではないかと思います。

 でも、やはり出産後の方が、より安心といえます。無事出産出来たわけで
すし、授乳についても、抜歯して薬を飲む期間だけミルクにするとか、ある
いは、もし乳の出が良ければ絞って冷凍しておいて、抜歯後しばらくはそれ
を飲ます…という手もあります。
 また、生理学的に胎盤通過と母乳通過でどちらが薬の濃度がが上がるか、
ちょっと私には分かりませんが、まだ見ぬおなかの中にいるときより、生ま
れて母乳からの移行の方が、気持ちとしてはより心配は少ないのではないか
?と思います。乳児でも風邪を引けば薬は飲まされます…。

 絶対大丈夫とは言えないので、離乳後が一番安心ではありますが、どうし
ても耐え難い症状があれば、その時点で抜歯することも考えなくてはいけな
いと思います。
 最所に書いたことが出来ればいいのですが。
 抜歯の可能性も書きましたが、記憶の限りでは私は妊娠中の抜歯はしたこ
とはありません。授乳中はあります。また、妊娠中に薬をやむなく飲む場合
というのは結構よくあります。その方の意思に任せますが。
 因みに私の家内は薬剤師ですが、妊娠中に何度も膀胱炎になり、抗生剤も
かなり飲みました(飲まざるを得ませんでした)。子供はすくすく育って今
春一年生です。

  ∞長谷川千尋♂♂
   健康な歯で幸せも噛みしめて
     はせがわ歯科医院
 愛知県海部郡甚目寺町大字森字下田室58-1
http://www2.ecall.co.jp/dental.html
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