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Re: 永久歯欠損への移植

投稿者 長谷川千尋 日時 2009 年 8 月 09 日 15:26:23

回答先: 永久歯欠損への移植 投稿者 むーみん 日時 2009 年 8 月 04 日 20:10:33

歯列矯正については、私も、相談に来られた方には一応言うことがあるのですが、同じ歯形に対して同じ方法を取るとは限らないので、2〜3軒回って相談してから決めても良い…
 と、付け加えることにしています。
 相談したら必ずそこで開始しなければならないと言うことではないのです。
 変なたとえですけど、
 車を買うために見に行っても必ずそこで買わなくても良いのです。
 なので、
 不信がなかったとしても、他院でも相談されてはどうかと思います。
 
 それぞれの番号に答える前に、
 乳歯の寿命ですが、
 先天的に永久歯が無くて乳歯がそのまま使えそうでも、早い時期に失うこともある、ということです。4〜50歳まで残っている乳歯も見たことがありますが、二十歳前に無くなってしまった人もあります。
 実際も先天欠如がある子供さんで乳歯を残して矯正していたら途中で乳歯が動揺してきて、それも抜歯して間を寄せてくる治療に変更したことも私はあります。
 何もしないなら無くなったときに考えれば良いですが、
 矯正などする場合は、
 乳歯は全部抜いて残った歯を寄せてくる方が後々の憂いにならないのではないかと思います。
 見ていないので分かりませんが、このような考えもあるわけです。
 
 また、

 移植した歯はずっと長く持つとは限りません。
 持つこともありますし、数年で乳歯のように根が吸収されて無くなることも有り得ます。
 ということはせっかく移植しても短い年数で無くなってインプラントかブリッジに…と言うことになってしまうかも知れません。
 虫歯などで歯を失って、その場所に要らない親知らずを移植するのであれば、だめもと…と言っては何ですが、成功すれば数年は
ブリッジやインプラントにせずとも良いのですから利点はあります。
 でも、
 最初から移植を想定してそこを空けて矯正するのどうなのでしょう?
 移植して10年持ったとしても、無くなったら、まだ若いでしょうから、その場所はどうしますか?
 先天欠如の場所のすき間を後方からどんどん歯を寄せてくることが出来れば、奥にスペースが出来て親知らずが生えるのではないでしょうか?
 自然に生えた親知らずなら、何十年と持つのは確実です。
 私は
 移植も何例か行いました。それほど高度なことではなくて、アパタイトの顆粒をまぶすとか、単根歯で行うとか、ほどよく噛ませる…などのコツを使えばうまく付くのです。
 50代の方でも成功して10年近く持っています。でも、比較的若くても5年くらいで再抜歯した人もあります。
 
 一応1〜4に答えます。
 〇を失ってから期間が経っても骨の厚みがあれば問題ありません。
 ∈が完成してしまう前…の年齢というと二十歳ぐらいでしょう。ただ、親知らずを切断したりせずに抜歯する必要があります。前の方にスペースを残して万が一親知らずが7番歯に引っかかって生えてこない場合は、うまく抜けなくて移植できないこともあります。
 F歯は抜歯がよいでしょう。親知らずが5番より大きい場合、そのようにスペースを作るか、移植時に親知らずを削って小さくする必要があります。
 た搬里里い蹐い蹐幣貊蠅琉椰△試みられていますが、どこも血管が豊富なのです。
 しかし、抜歯すると歯根膜が破れて歯の根が剥き出しになってしまったりします。
 移植すると歯の根の表面にも血管は来ますが、破歯細胞が出来て歯の表面を溶かしそこに骨がくっついて癒着します。その後段々歯は骨に入れ替わり短くなり脱落に至るのです。
 癒着しないようにするには移植後適度に歯に噛む力を加えて骨に付かないようにしたり、アパタイト顆粒で癒着防止を行うと良いようです。
 しかし、
 なかなか移植歯が長く持つとは保証できません。
 
 なので、矯正してまで移植スペースを作っておく選択肢は私はあまり賛成できません。見ていないので文面だけからの判断ですけども。


 
 

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