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Re: 歯科が怖い私を励ましてください。

投稿者 長谷川千尋 日時 2009 年 2 月 26 日 20:29:00

回答先: 歯科が怖い私を励ましてください。 投稿者 ぶらんじる 日時 2009 年 2 月 23 日 01:48:24

下の奥歯あたりは、骨がもともと分厚いので、歯の周囲まで麻酔薬が浸透しにくく、もともと効きにくい場所ではあります。
 一旦効かないと、追加しても効かないこともあります。
 
 まだ余り手を付けていない場合は、その日の治療は止める、というのも一手です。日を改めると効くこともあります。

 しかし、ある程度手を付けてしまった場合、途中で止めるわけにはいかないこともあります。
 歯科医師側が考えることなのですが、
 いたずらに追加しても効かないので、極細の針(33G)を使って歯根膜(歯と骨のつなぎ目)に打つと、割と効きます。
 また、歯根膜注射用の注射器や、電動注射器を使用すると効きやすいとも言われます。
 以前は30Gという太さまでしかなかったので、歯根膜注射がしにくかったのですが、今は33Gがあり、私個人としては歯根膜専用注射器が要らなくなりました。

 また、下の奥歯の場合は、下顎孔伝達麻酔と言って、歯のそばの歯茎ではなくてもっとおおもとの神経(歯の神経でなくて身体を巡る神経)を麻酔すると良く効きます。ただし、作用時間がかなり長いです。

 困ったことに、痛いだろう…麻酔が効きにくいだろう…ということで、緊張していると交感神経が高まり余計に効きにくいのです。

 笑気吸入鎮静法や静脈内鎮静法を行って麻酔すると、身体の力が抜けて効きやすいこともあります。笑気は、吸入を止めると程なく身体から抜けるので便利です。私は恐がりやのどが敏感で嘔吐しやすい人に用いています。

 患者さん側としては、受診前に極細の注射針はあるかとか、笑気があれば使って貰えるか?など、事前に聞いておくと、ある程度安心に繋がるかも知れません。
 
 今年は減りましたが、当院の患者さんはブラジルの方が多く、今まで300人くらいは診ていると思います。

 その中で思ったこととしては、
 日本だと神経に近い虫歯は無闇にそのままにせずに先に取ってしまうことが多いのですが、ブラジルの場合は、深く神経間近まで削っても神経は残してあって、それが治療終了して時間が経っていないのに痛み出して改めて神経を取る…

 というパターンが多いような気がしています。日本に来る前に治療したのに…という言葉を何回聞いたか分かりません。

 また、奥歯でもやたら樹脂を使うので、剥がれた隙間から感染して神経がやられる…ということが多いような気がします。

 上記のような場合は、化膿しかかっていて麻酔が効きにくいことが多いようです。

 薬をのむ以外に痛みを和らげる方法としては、つぼ刺激があります。
 合谷(ごうこく)
 が有名ですが、化膿しているときは
商陽(しょうよう)に針をほんの僅かに刺して出血させると良く効きます。
 合谷、手の三里、曲池(きょくち)、肩井(けんせい)などを指圧しても良いです。
 場所はネットで検索するとたくさん出てきます。



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