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Re: 子供の虫歯の進行止めについて

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 12 月 31 日 19:16:32

回答先: 子供の虫歯の進行止めについて 投稿者 ななは 日時 2000 年 12 月 24 日 00:26:28

 お母さんとしては非常に気になるのでしょうが、たぶんその子自身はすこし
黒くなろうとあまり気にならないと思います。気になるよねー?と聞けば、そ
のように答えるとは思いますが。
 歯が真っ黒といっても、歯全体が真っ黒というわけではなく、虫歯のところ
だけが黒くなります。
 
>>まだ初期の段階でいまは目立たない薬を塗ってもらっていますが

 多分、フッ素でしょうが、まだ虫歯でないところの歯質の強化にはなります
が一旦虫歯になったところを止める作用としてはやや弱いと思います。

>>もう少し進行すると ”真っ黒”になる進行止めを塗らなくては
>>いけないと言われています。
>>進行しないように必死ですが

 塗った方が進行しません。全然しないわけではありませんが、繰り返し塗布
することにより進行をかなり遅らせることが出来ます。
 私の考えですが、早く塗布した方が少ない範囲の虫歯で止められるので、
黒くなっても目立ちにくいのではないでしょうか?待っていて広がってからで
はむしろ、より目立つようにしているように思います。

 進行止めの「サホライド」は日本人が発明した薬です。これによりすぐ削っ
たり抜歯したりせずに永久歯が生えるまで乳歯を保つのに非常に役立っていま
す。
 アメリカではこの薬は使われていないようで、夫の転勤でアメリカで小児歯
科を受診したお母さんが、幼少の子供の前歯をいきなり抜かないといけない…
と言われびっくりして拒否して帰ってきた…という話を伺いました。
 その子の歯は、進行止めを塗り続けるだけでちゃんと永久歯に交換したのは
言うまでもありません。

 見た目を気にしすぎるあまり、より子供に負担を掛ける治療をするのはいか
がなものかと思います。つまり、黒くなる薬以外の選択肢としては、通常の虫
歯と同様、削って白い樹脂で詰めるということです。

 まだ3歳前であれば、ひどい虫歯で痛いとか、膿んでいるというのでなけれ
ば、すぐ削るより進行止めのほうが明らかに良いのではないでしょうか?
 ただ、子供さんによっては3歳くらいでも、言い聞かせてちゃんと治療でき
る場合もあります。3歳より4歳、4歳より5歳になると、ちゃんと口を開け
てくれるようになってきます。
 最初は進行止めにして、それをくり返すことにより、慣れてきたら詰めて削
ってもらっらいかがでしょうか?
 進行止めの黒くなる欠点のみをあげつらうのではなく、利点を知ってうまく
利用することが大切と思います。進行止め「サホライド」の登場により、まだ
歯科医院が少なかった時代に乳歯の抜歯や詰め物をかなり減らす福音をもたら
したのです。
 今でも、多少大きくなった虫歯でも子供が抵抗するような場合に、これを
塗布し続けることにより無理矢理押さえて削ることを避けられることも少なく
なく、非常に有用な薬です。

 薬より、おやつなど食生活とか、歯磨きとか、その辺りを注意して今後は虫
歯がなるだけ出来ないようにしたいものです。今回はこの点は省きますので、
歯科医院で聞いてください。


   長谷川千尋♂♂
 愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
   はせがわ歯科医院
http://www2.ecall.co.jp/dental.html
e-mail ec2530@ecall.co.jp
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