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Re: 乳歯の打撲で茶色く黒ずんできました

投稿者 長谷川千尋 日時 2008 年 3 月 25 日 21:30:29

回答先: Re: 乳歯の打撲で茶色く黒ずんできました 投稿者 ゆうママ 日時 2008 年 3 月 24 日 23:48:32

表だった外傷がないくらいの打撲でも、歯は横からの力に弱くて、神経が死んでしまうことはあります。これは、歯の中の神経の部分へは根の先の穴からのみ血管が入って栄養を補給しているので、打撲で根の先で内出血するとすぐ歯の神経に栄養が行かなくなるからです。
 しかし、乳歯の根の先の穴は大きいので、一旦神経が死んでも、また血管が伸びて一部神経が回復することがあるのです。
 私は10年くらい前にはその事実を知り、ここでも何年も前から書き続けていますが、どうもまだ多くの歯科医の知るところとなっていないようです。
 一旦「常識」として広まると覆すのはなかなか困難かもしれません。

 どのくらいの割合かは調べていませんが、結構良い確率で戻ると考えています。
 乳歯に限ってですけど。

 神経が壊死すると歯が見るからに黒ずむので、レントゲンを撮るまでもありません。治療する場合には撮影はしますが。

 今回は3歳という年齢だったので、少し待とう…と考えたのだと思います。5歳くらいだったらすぐ手を付けられていたかも知れません。

 戻るとしたら2〜3ヶ月くらいの間に分かると思います。その間に完全に戻らなくても変色が薄くなって来る感じがしたら大丈夫です。ほとんど変化がなければ治療が必要になってくるでしょう。

 歯茎にぽつんと膿が出てきたら、打撲後の期間にに関係なく、その時点で治療開始したほうがいいです。1ヶ月しかたっていなくても、です。

 神経が回復したかどうかは、白さで分かります。やや黄色味かがっていることもありますが、今よりはっきりと白くなります。その歯をレントゲン撮影すると神経の部分にカルシウムが沈着し神経がやや狭くなっていることが多いようです。

 神経の治療をしなくて済んだとしても、残念ながら治療に至ったとしても、打撲した歯は本来の歯の交換より早く脱落することがあります。治療した場合は逆に根の吸収が悪くて永久歯が生えるのを邪魔する場合もあります。
 いずれも、絶対ではなくて、そういう場合もある、ということです。

 永久歯との交換時期は、上の真ん中の前歯では7歳前後、2本目は8歳前後です。下の真ん中は6歳、2本目は7歳です。どの歯も前後1年くらいの個人差があります。異常なさそうでも少し前からレントゲンを撮ったりして、交換の様子を確認するとよいです。


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