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Re: 正しい噛み合わせと顎位の関係について

投稿者 長谷川千尋 日時 2008 年 2 月 10 日 16:23:45

回答先: 正しい噛み合わせと顎位の関係について 投稿者 アントン 日時 2008 年 2 月 08 日 14:13:31

矯正開始前に、側方からの規格レントゲン写真(セファロ)を撮影しますが、その際に歯の前後的位置も計測します。
 ただ、下顎は噛みしめた状態で撮影しますから、その時点での噛み合わせの位置が悪いと、仕上げの位置が狂う可能性はあります。
 口元の見た感じはよく考えていますが、頭蓋骨或いは身体の中での適正な顎の位置の検討まではあまり考慮に入れていない…と思います。
 矯正中に分かるともう少し対応が出来ますが、器具が入った状態ではなかなか患者さんも自分で気が付かず、外してから、「あれ?ちょっと違う…」ということもあります。
 一部の矯正医はCTを使ったり、歯の移動前にマウスピースを使って確認をしたりしている先生もあるようです。
 下顎を前方に出したくなる場合、位置の問題もあるかも知れませんが、抜歯して矯正した場合に、舌が入る容積が狭くなると、窮屈なので下顎を出したくなる可能性も考えられます。

 下顎の位置を考えていたとしても、背骨の状態までは考えていないと思います。
 例えば、
 猫背の場合、胸部がやや後方に行き、頚椎が前のめりになり頭部は前方に来ます。そして、前方を見るためには目線が上がり首が後屈し下顎を前方に出したような感じになります。頭の重みのバランスからもそうなります。

 「気をつけ」の姿勢では自然と胸を張り下顎を引きます。

 今、下顎を出した方が自然の感じがする…場合に、下顎の位置が本当はもっと前方がよいのか、それとも姿勢が問題でその位置の方がむしろ良いのか、よく考える必要があります。
 日本人はどうも前かがみの姿勢が多いのですが、モデルさんを見れば胴体の真上に頭が乗っています。
 仰向けに寝たときに、重力で下顎が下がる…前に、首の後屈が無くなりますから、頭から背骨まで伸びた状態で1級のの位置になるのなら、その方が良いかもしれません。
 ただし、もしあなたが非常に太っている場合、太っていると前後幅も増えていますから、仰向けでは頭が首が後屈し下顎が重力で下がる余地が出来てしまいます。この場合は薄い枕をして調べる必要もあるでしょう。

 歯科から離れた立場で書くと、足から頭まで姿勢を整えた上で下顎の位置関係を調べる必要があると思います。
 口の周りだけで行うとしても、3〜6ヶ月くらい、均等に当たり下顎を自由に滑らすことの出来るスプリント(マウスピース)をはめて様子を見ると、だいたい下顎の適正な位置が分かると思います。


 

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