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Re: 神経を抜くことについて

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 11 月 27 日 15:29:15

回答先: 神経を抜くことについて 投稿者 けいこ 日時 2000 年 11 月 23 日 23:18:19

 
>>歯医者さんは歯を抜きましょう神経を抜きましょうと言いますが
>>私はどちらも抜きたくないのです。
>>痛くなって我慢できなくなったら抜くというのではいけませんか?

 痛くなったら…の場合は、歯そのものの抜歯になる可能性が高いと思
います。知らないうちに進行して、もう神経を取って歯そのものは残す
選択肢はなくなっているかも知れません。

 痛くなったら…と言っても、その痛みが痛み止めが効くほどならいい
ですが、非常に強い痛みの場合は効き難いときもあります。化膿してき
たりすると、歯科医院にいって薬をもらってもすぐには引かず、しばら
く我慢することもあります。
 痛みがでるのが、連休だったら?正月だったら?、重要な予定ですぐ
行けないような時だったら?…どうしますか?
 診てくれる医院がなかなかなくて大変であっても、それは歯科医の責
任ではありません。そうならないように今治療しましょう、と言われて
いると私は思います。

 今続けて治療するのが最も賢明な選択です。

>>それからどうして神経を抜くのですか?
>>教えて下さい。

 歯の神経の感覚は気まぐれなことが結構あります。痛くない状態が、
まだまだ大丈夫であるという状態とは言えないのです。

 虫歯が進行し深くなると、歯の中心部の「神経」の部分に達します。
「神経」と言っても、血管や結合組織もあり、「歯髄」という名が正し
いです。歯髄に虫歯が達すると、食べ物の圧力の刺激や、冷たいもの熱
いものという温度刺激が伝わりやすくなり、また、細菌の毒素で神経に
炎症が起きると痛みとなります。
 ほぼ、虫歯が神経に達していても、紙一重で防御されている場合は、
あるいは身体が元気なときなどは、痛みも出ずに過ぎるときもあります。
それでも、その状態はもう必ず後で痛みが出てくる状態なのです。

 よってたまたま痛みが引いたからといって、虫歯が治ってきたという
ことではないのです。ときに、軽度の痛みしか出ず、もっと虫歯が進行
してしまうということもあります。
 歯の神経の部分というのは、硬い歯に周りを囲まれており根の先から
だけしか血管が来ておらず、一旦細菌が神経に達すると、もう快復しな
いのです。どこか擦り傷を作ってバイ菌が入って少し腫れても、皮膚は
周りに血管、神経が豊富でまた元通りに回復しますが、歯の中はそうな
らないのです。
 よって、取ってしまうことしか痛みを除去できないのです。

 ただし、軽度の虫歯でも多少の痛みはあります。一過性に敏感になっ
ただけの場合と、深い虫歯の場合では違います。
 けいこさんの場合は、神経を取りましょうと言われたということなの
で、深い虫歯と判断しています。

 何でも、取れ、抜けと言っているのではありません。


                ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                   はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋♂
                愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
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