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Re: 割り箸療法について

投稿者 長谷川千尋 日時 2007 年 3 月 29 日 00:33:08

回答先: 割り箸療法について 投稿者 はると 日時 2007 年 3 月 26 日 11:14:17


はるとさん…というハンドルネームですが、市波治人氏の書籍を読まれたのでしょうか?
 どんな療法でもそうなのですが、ちょっと聞き及んだだけで判断して良いとか悪いとか、単純に判断するのは良くないと思います。
 ある症状にたいしてもっと良い療法がなかなか見つからない場合に、原因療法で無いにしろ、一定の効果を出しているのであれば、それはそれで一定の評価があっても良いと思うのです。
 しかし同じ方法がある人には福音となり、他の人には逆効果や思わぬ別の症状が出ることもあります。
 本来は治療する側が適切に療法を選択すると良いと思うのですが、なかなか難しく、マニュアル的に治療されて問題が出ることも有り得ます。

 前置きはこのくらいにして、割り箸もそうですが、要は噛み合わせを上げて保つことにより、姿勢や自律神経その他身体に少なからぬ影響を及ぼす、ということかと思います。
 噛み合わせを上げる方法は、他の先生方が別々にいろいろな療法として発表されています。テンプレート療法というものもあります。昨今はネット上でバイオプレートというものも宣伝しています。
 知る人ぞ知るマイオドンティクスという方法もあります。私はこれを学びました。たただ上げるというのではなくて、検査をしながら慎重に行います。ただ噛み合わせを上げてマウスピースを填めればよいというわけではありません。

 噛み合わせを上げたらどうして症状が治るか…は大事な問題ですが、それは省いて、噛み合わせを上げたらどういう力学が働くか?を考えてみます。
 もし、部分的に噛み合うようなものをずっと噛んでいるとすれば、歯はだんだん圧下されてしまいます。割り箸のようなものでも、長期に噛んでいれば一部の歯が低くなる可能性もあります。
 ただ、一時的には、奥で噛めば顎関節が少し開き、噛み合う水平的位置がずれている場合は、周囲の筋肉によって釣り合いの取れた位置に自然に来る作用はあると思います。でも、噛み方によっては逆にずれてしまう可能性も秘めています。
 しかし、もと、自分で身体の症状を良く確認しながら行うとすれば、悪くなったらすぐ割り箸を止めれば良いですから、簡便ですし、なかなか有用な方法とも言えます。費用は割り箸とゴムだけで済みます。某方法のように高額な費用はかかりません。
 噛み合わせが歯の喪失などにより見るからに低くなっている場合を除き、顔つきが変になるほど上げる装具は、長期に使うものではない…と思います。噛み合わせを非常に高くした状態が自然とは言い難いからです。
 噛み合わせを上げることが、いろいろな症状を改善するのに影響する要素であったとしても、それで治ったからといって原因とは言い切れません。

 噛み合わせがおかしくなった場合に、身体の他の部分からの影響や、身体の良くない使い方から来ていることもあります。その場合、噛み合わせを触らずとも、そちらの悪影響を治る対応をすればそれで改善することもあります。

 書いていてだんだんまとめにくい文章になってしまいましたが、要は上手に使うことが必要…だと思います。


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