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Re: 子供の歯の噛み合わせについて

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 11 月 04 日 19:08:36

回答先: 子供の歯の噛み合わせについて 投稿者 橋本麻友美 日時 2000 年 11 月 01 日 18:18:41

 乳歯の反対咬合は結構多く見つかります。1歳半健診や3歳児健診へ
行くと、2〜3人、多いと4〜5人見ます。

 もともと幼児には、力むと顎を突き出したりする癖があります。また、
前歯から生えてきますので、きちんと止まるところがなく、前にも後ろ
にも良く動いてしまうといった不安定な状態です。
 よって多くは、たまたま、噛み合わせが反対になってしまいます。

 はっきりとした遺伝ということはありません。顔かたちが似る程度の
ことでは遺伝もありうるのですが、親が背が高ければ子供も高くなる可
能性はありますが、そうとは限らないわけです。
 親が反対でなくても子供が受け口になることもあります。

 おしゃぶりが原因というわけではありません。
 むしろ、もっとおしゃぶりを使った方が良いかも知れません。

 まず、良く噛むような食事を続けていると、乳歯列の間に自然に治る
場合があります。乳歯はごく短期間に出来るので永久歯と比べると軟ら
かく、摩耗しやすいという特徴があります。良く摩耗すると自然と奥に
下顎が入っていくこともあります。
 私の甥は、かなり強い受け口で、これは治さなければだめだろう…と
妹に言っていたのですが、4歳で治ってしまいました。
 たまたま甥がそうだったというとでなく、一般的にも言えることです。

 多くは、乳歯の前歯が抜けて永久歯と交換する際に自然と治ることが
多いようです。
 しかし、永久歯も反対になってしまった場合、初めて治療にかかりま
す。方法は、いくつかあります。
 仮に、前歯の反対だけでなく、全体的に見ても歯の生えるスペースが
少なそうで、後からまた矯正がいる可能性があったとしても、まず、前
歯だけは先に治しておくべきです。そうでないと、どんどん受け口がひ
どくなって行くこともあります。
 
 まだ、2歳では無理ですが、3〜4歳になって、ある程度躾られるよ
うになったら、舌を持ち上げる練習をするとよいです。舌先を喉のほう
に巻き上げます。
 そして口を開いていないようにさせます。鼻が悪いとやや難しいです
が、ぼーっと口で息していることが無いようにしなければなりません。

 舌がだらんと下の歯の裏にいつもある状態になると、受け口はたまた
までなく、なるべくしてなる…ということに移行します。
 正常な噛み合わせの人も、口を開けると、舌は下の歯列の中側にあり
ますが、口を閉じているときはそうではありません。上顎に軽く接触し
ているのです。舌先は上の前歯に付くか付かないかのところにあります。

 舌先が下の歯の裏に自然とある癖の人は受け口になりやすいです。
 飲み込むときにいつも下の歯を押してしまうからです。何も食べなく
ても唾液が出て、1分間に2〜3度は飲み込む動作をします。
 
 このようなことから受け口が固定されるので、そうならないようする
ことが永久歯で受け口にならない予防になります。

 残念ながら、なってしまって矯正することになっても同様に努力する
必要があります。

 癖を治さないまま、矯正すると、思春期にまた受け口気味に戻ること
があります。

 
                    ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                       はせがわ歯科医院
                        長谷川 千尋♂
                    愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
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