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Re: 親知らず

投稿者 長谷川千尋 日時 1998 年 12 月 08 日 10:14:54:

回答先: 親知らず 投稿者 りえ 日時 1998 年 12 月 01 日 18:59:35:


 遅くなってすみません。
 まず、抜歯の適否ですが、病院に抜歯に行ったのは、抜歯すべきと
診断されたからの筈です。
 今自覚症状がなくても、親不知の生え方にもよりますが、放ってお
くと起こりうることとしては、接しているすぐ前の歯が虫歯になりや
すい、親不知の周囲から感染して腫れたり痛んだりしやすい、埋まっ
ている親不知の周囲に病的な袋状のモノ(嚢胞)ができることがある、

噛み合わせや歯並びへの悪影響等、いろいろ理由はあると思います。

 麻酔薬の種類はいろいろありますが、多くはリドカインが主体のも
のです。りえさんは、一般的には「脳貧血」すなわち軽度の神経性シ
ョックをおこしたわけですが、麻酔薬そのものが原因ではなく麻酔の
注射の物理的刺激によることも考えられます。
 同じ麻酔でも体調によってなんともないこともあれば、神経性ショ
ックになることもあります。ことに繰り返し発生すると、「また起こ
るのではないかという不安から緊張が強くなりさらに発生しやすくな
ってしまうおそれもあります。
 麻酔なしに抜歯はできません。
 麻酔の恐怖心をなくするには、まず体調のいいときに、抜歯ではな
く虫歯の治療とか、歯石除去とか、それほど不安のない処置で麻酔し
てみて大丈夫であるという経験をつめばいざ抜歯でも少しは不安を払
拭できるのではないでしょうか?
 麻酔されるときの心構えとしては、ふーっと息を吐き肩の力を抜き
ます。呼吸は意識してゆっくりと行います。
 
 局部麻酔のみでどうしても駄目な場合、笑気吸入鎮静法を併用する
とか、事前に安定剤を服用するとか、鍼麻酔または低周波ツボ刺激に
よる麻酔を併用するなどの方法もあります。

 術後の“後遺症”というか、偶発症の可能性は0ではありませんが、
確率としてはかなり低いものです。
 抜歯した方がいいという理由が大きければやはり抜歯すべきでしょ
う。
 ただし、あくまで決意するのはご自身です。
 どうしても抜歯したくないのであれば、後で起こりうる不具合を理
解して戴ければ、それは本人の意志として尊重すべきでありご自身の
自由です。
 その場合「医学的に大丈夫」と保証するものではありません。

                 ∞ 健康な歯で幸せもかみしめて∞
                    はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋
                    ec2530@ecall.co.jp
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