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Re: バイオプレート

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 11 月 02 日 21:03:23

回答先: バイオプレート 投稿者 マリーン 日時 2000 年 10 月 31 日 22:02:34

顎関節症は、ここでも相談が多い質問の1つです。
 そして、大体の治療法はあるのですが、どの治療法でもこれですべて大丈夫…
と言うふうには行かないのが現実であると思います。
 
 劇的に効果的な方法があれば、それに集約されていくと思うのですが、実際には百花繚
乱なのです。歯科医師によっていろいろなことを言うので、いろいろ調べてみると返って
混乱するのではないか…と思います。私の意見も含めて(^^;)。

 しかし、治す方法が1つでなくても良いのではないか?と思います。私は、マウスピー
スを使う方法も、そうでない方法もいろいろ試してみましたが、症状によっていろいろ使
い分けています。マウスピースを入れずに治す方法が多いです。
 顎関節症については何度も書いていますので、この中で検索していただくと過去ログも
含めて多数出てきます。最近では、少し前のNo.1421(10月16日)にも書いています。

 軽度の場合は、そこに書いてあるように自分の習癖是正で治ります。理論的背景は東大
口腔科西原先生に拠ります。
 http://www.pc-room.co.jp/NISHIHARA/training.htm
にもありますが、どれか本を買うと詳しく書かれています。この先生の説明は本当に役に
立ちました。よく、少し症状のある方は少なくありませんが、様子を見ましょう…と言う
先生は多いですが、こうすれば進行しませんよ、という先生はいません。
 虫歯に対する歯磨きになる説明する先生がいないのです。
 予防する方法は、当然治療に役に立ちます。

 バイオプレートという名は初めて聞きましたが、まず、その療法をしっかり聞いていな
いのに適当に答えるのは良くないと思いますので、良いとか、悪いとかその辺のコメント
は出来ません。
 
 実際に顎関節症の治療法としては、バイオプレートもそうですが、口の中にいろいろな
形のマウスピースを入れて、顎や周囲筋肉の安定を図ります。歯科的には「スプリント」
と呼んでいますが、○○スプリントとしていろいろな形があります。バイトプレートとか
バイトプレーンとかほかにもいろいろ名前が付けられています。  ^^^^^^^

 スプリント以外には、安定剤や鎮痛剤の処方、開口訓練、関節腔内洗浄などもあります。

 スプリントは健康保険では「咬合挙上副子」として、どんな名前のものでもこれが対応
します。上下どちらかに入れるものが多いですが、上下両方に入れることも出来ます。し
かし、上下両方は都道府県によって不可のこともあります。

 どんな方法も治れば良いわけで、まず、勧められている方法について費用も含めてしっ
かり納得する必要があります。そしてもし、保険でなくて高額の場合は、うまく行かなか
った場合についても聞いておく必要があります。
 最初に書きましたが、すべてこれでOKとは行かないのです。
 バイオプレートもHPに70%と書かれていました。

 ほかの方法はだめなんだ、これが最高という謳い文句でしたらやや?です。かりにその
方法がかなり優れていても、その先生が?という意味です。
 口の中に入れるもので顎関節症の治療目的でしたら、最初は保険適用であるべきです。
特許があろうがそうでなかろうが。また、顎関節症だけでなく身体の様々な症状を治す目
的だから、保険のものとは違うのだ…という説明の場合、私たちは歯科医師なので、歯や
口・顎のあたりの治療をする専門家です。腰痛を治すと謳うのは?です。

 ただ、私もいろいろ他のところの調子が良くなったと言われることもあります。でも、
歯・顎・口の病状を治すついでに他の部位が治るのは良いと考えます。

 保険適用だとは言いましたが、実際には足かせがあって作り直ししなければならないと
きに請求できない場合とか、上下で請求できない場合などあり、多少自費になってもやむ
を得ないことも無いではありません。

 私自身は、だんだんマウスピースを入れる方法から離れてきました。使わなくても治せ
ることが多いのです。当然、後の補綴(ほてつ)も要りません。
 しかし、要るときもあります。
 また、金銭的にはもっと大変ですが、本当は矯正すると最もうまく行く…ということも
あります。金銭的にどうしてもままならない場合は、ある程度改善したら、習癖等を気を
つけて様子を見る…と言うこともあります。

 以上、考えを述べましたが、これは私の考えです。他のサイトで同様に聞くと違う意見
もあると思います。良くお考え下さい。

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