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Re: 抜歯しなくてはいけませんか・・

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 10 月 23 日 10:27:19

回答先: 抜歯しなくてはいけませんか・・ 投稿者 あこ 日時 2000 年 10 月 17 日 00:15:19

 歯の神経や根の中の治療で、予後不良の相談は結構多いです。
 10月18日までで統計を取ってみたら、全質問570件中34件あ
りました。

 神経を取った後も痛みが続く状態と言うのは、あまりあって欲しくあ
りませんがちょくちょくあります。
 理由としては、歯の中の神経はレントゲンで良く写る「幹」の部分の
他に、複雑にごく細い「枝」の部分があるのです。通常は幹の部分の神
経を除去して消毒すれば、神経を取った後の炎症も治まり、密封する薬
を詰めて被せる処置へ移行することが出来ます。
 しかし、複雑な「枝」の部分の炎症が続くと、いつまでも神経がある
ような痛みが続きます。「枝」の部分ではなく、歯の根の先端の神経が
歯に入る部分の炎症が引かない場合もあります。

 対応としては、とにかく諦めず歯の根の中の拡大消毒を繰り返すこと、痛みが軽度になったときに暫く触らずに置く…ということもあり
ます。
また、前歯ですと、歯茎をめくって少し骨を開けて歯の根の先を掻爬す
る方法をしてみることもあります。
 提案されている方法も治りにくい歯の神経の治療の1つです。
 再植術と言いますが、これをせずに諦めて抜歯することもあります。

 年齢が若いと、抜歯したところに他の親不知を移植しても結構くっつ
きます。そのまま植え直すのなら、固定をしっかりすればまず付きます。

 40%より高率だと思います。
 しかし、その後痛みが取れるかどうか分からない…という判断で、成
功率を下げているのではないかと想像ですが思います。

 成功すれば、その後の「延長ブリッジ」という方法はしなくて良くな
りますのでやってみる価値はあると思います。
 
 事前に痛みが無くても神経まで達している虫歯はあります。痛みは急
に来ますが、虫歯はもう痛む前から神経のところまで達しているのです。
痛み出す前に、見つけられたということです。
 そのことと、神経の治療の予後不良は関係ありません。

 痛みがどの程度かにもよりますが、多少落ち着くこともあるようでし
たら、また、提案された方法にどうしても不安がある場合は、もう1ヶ
月ほど、根の治療を粘ってみてはどうでしょうか?

 半年くらいで引いた例も私は経験しています。痛みが強い場合はそこ
まで粘れませんが。


                ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                   はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋♂
                愛知県海部郡甚目寺町森下田室58-1
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