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Re: ブリッジの土台について(その後)

投稿者 長谷川千尋 日時 2000 年 10 月 20 日 13:13:42

回答先: ブリッジの土台について(その後) 投稿者 典子 日時 2000 年 10 月 12 日 16:23:14


>>その後ですが、下の2本のブリッジの違和感は大分なくなってきましたが、

 もう、ブリッジにして3週間になりますので、やや慣れがゆっくりか
な?という気は確かにします。でも、書かれているとおり、違和感が無
くなってきている傾向であるなら様子を見てもよいと思います。

 被せるにあたって神経を取るのは、削るという刺激に神経が負けてし
まうことがあるため、あとで凍みても困るので予め取っておこうという
考えからである、ということは説明しました。
 しかし、取ったら取ったで、痛みが持続することもたまにあります。
歯の中の神経を取った後の傷口の痛み、器具で取れない神経の枝の痛み
等です。
 被せて噛む圧力を受けるようにってから、それまで大丈夫であったの
にずんっとした痛みが出てくることもあります。それまで噛ませてなか
ったところに、無くなった歯のぶんも含めて1.5倍の力を受けること
になり、負担に感じて痛むと思われます。
 
 万が一、本当に引かない場合は、壊してでも根の治療をやり直すこと
もある…と思います。
  
>>また、下のセラミックと噛み合わさる上の歯はメタルなのですが、
>>下をセラミックにしてから少し削られてきたようです。
>>メタルの方が柔軟性があり、奥歯には適していたのでしょうか。
>>ご助言お願い致します。

 セラミックは理工学的性質としては、一般的には金属より硬いです。
金属とセラミックを強く擦り合わせると、金属に傷が付きます。
 セラミックの砥石もあるくらいです。
 歯科用のセラミックでも、金属冠のように「鋳造」して作るものや薄
い金属の上に盛り上げてから焼くもの、最近出てきたプラスチックとの
ハイブリッドのもの…等いろいろあります。
 
 セラミックの種類にもよりますが、永く使われてきたメタルボンド冠
でしたら、短期間で相手の金属冠が目に見えて削れてきてしまう…と言
うことは通常ないと思います。
 噛む運動というのは、横に強く擦り合わせると言うことは余りなく、
上下に瞬間的に当たる動き方です。噛み合わせの調整では、横にギリギ
リと顎を動かしてもらったりしますが、実際の咀嚼ではそれほどするも
のではありません。
 よってそうそうすぐには削れてこない筈です。
 するめなど食べるとき、睡眠中の歯軋りなどでそのような動かし方を
します。歯軋りの癖などあれば、ある程度釣り合うところまで急に削れ
てくることはあるかも知れませんが。
 あるいは、噛み合わせの調整が僅かに不十分であったりすると、歯に
負担を感じたり、それにより削れてくるということも考えられないこと
はありません。

 ただ、噛んで痛いと患者さんに言われれば、今のことは考慮に入れて
すぐ調整し直したりはしますから、違うかもしれません。

 奥歯でも本来歯は白いのですから、セラミックにしても全く問題はあ
りません。奥歯は金属にしようとするのは、以前は今のセラミックほど
いい材料がなかったことや(よって昔は前歯も金属だった)、今は経済
的な理由からかと思います。材料的に硬さとか精度とかで最も適してい
るものは、18金や白金加金です。金を歯に使用するのはだてではなく
その優れた性質からです。


                ∞健康な歯で幸せも噛みしめて∞
                   はせがわ歯科医院
                    長谷川 千尋♂
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