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Re: 不完全脱臼で神経をとる?

投稿者 長谷川千尋 日時 2006 年 3 月 30 日 11:09:57

回答先: 不完全脱臼で神経をとる? 投稿者 まりりん 日時 2006 年 3 月 28 日 11:46:02

まず前の回答で、誤入力がありました。<栄物質→壊死物質>です。
 歯の中の神経というのは、骨に埋まっている歯の根の先から入り、外に出て見えている歯の頭の部分まで達しています。<神経>と一般に呼んでいますが、血管なども入っていて専門的には歯髄と言います。
 脱臼まで行かなくて軽い打撲であっても、一瞬でも歯が揺らされて根の先で内出血を起こすと血行が止まり、神経は死んでしまいます。
 身体の皮膚のどこかを打撲して内出血による青あざが出来ても、それでそこの皮膚を取ることはありません。それは、一部の血管が壊れても、周囲にいくらでも代替の血行があるので自然治癒するのです。
 しかし、歯の場合は別で、もともと歯の根の先から僅かの血管で歯の中へ入っていて、しかも歯の神経は硬い歯質で周囲と隔絶されています。入り口の根の先が内出血で詰まるとたちまち歯の中の神経は血行が無くなり死んでしまいますし、再生もされません。
 ただし、乳歯や生えかけの永久歯の場合は、根の先が開いていて打撲して歯が変色しても色が戻ることはあります。永久歯の前歯は9歳前後で根の先まで完成するので15歳の方はもう再生は望めません。
 また、歯の神経には主たる中央にある神経以外に、枝があります。厳密に言うと、枝の神経が「細々と」生きていることは有り得ます。でもそれは、外に出ている歯の頭の部分にはまったく影響せず、主たる神経の部分(根管)も壊死物質が溜まっているだけです。
 全段の回答でも書きましたが、治療しなくて放置する方が余計に変色する可能性があります。医学的には先延ばしはお勧めできません。

 気持ちの上で踏ん切りが付かないのだろうと思うのですが、まりりんさんの自分の身体のことなので、自己責任として放置するならそれはそれで構わないと思います。

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