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Re: 歯根膿胞が出来て抜歯した方が良いと言われました

投稿者 長谷川千尋 日時 2005 年 2 月 10 日 16:14:21

回答先: 歯根膿胞が出来て抜歯した方が良いと言われました 投稿者 サーメル 日時 2005 年 2 月 06 日 00:36:01


   
1. 術後に見たレントゲンはいったんは歯根部分の黒い嚢胞の陰は消えているように見えましたが、根管治療後にこのように短期間で再発することはよくあることでしょうか? 

    黒い陰は骨がない部分です。可能が無くなっても骨はすぐ出来ませんから
  症状が取れて根管治療が終了した時点でレントゲンを撮ってもまだ骨は出来ておらず黒く見えます。順調に治癒していくとその後何ヶ月かで白く写る骨が出来ていくのです。よって根管治療直後に陰が薄くなってきているように見えたのは、現像の加減によるものと思います。1〜2ヶ月後であれば少し変化が見られる場合はありますが。
  
  短期間で「再発」したのは、根管治療は術式としてはしっかり行われたが、完全に菌がいなくなったわけではなくわずかに残っていたと考えられます。
 たとえが適当かどうか分かりませんが、外科手術で手術は成功したが結局患者は助からなかった…なんて言うことがあると思いますが、それと同じでしょう。
 今、菌が残っていたと書きましたが、不完全なやり方で残っていたのではなく(見ていないので客観的には不完全だったということもあり得ますが)、根管の解剖学的特徴や現在の術式の限界といえます。症状が取れなくて同じようなことを言われることもあります。今回は一旦引いたように見えてセラミックを被せた後「再発」したのでややこしくなっていますが。 
 
2. 抜歯以外には歯を二つに割って膿を取り出す方法もあるが、成功の確率は低いと言われました。本当にそれ以外に治療法はないのでしょうか?

  大臼歯は上の歯は根が3本下は2本に分かれています。よって複数の根のどちらかが悪い場合や根の間が悪い場合に、歯を分割したり一部の根を分割して抜歯すると残った方を保存できる場合もあります。
  再び根管治療(Root Canal治療)をすると言う選択肢も一般論ではあり得ると思いますが、十分治療したのに結果が悪かったということから、根管治療の再治療は無理だと判断されたと思います。

  後は、短期間しか使わなかったのだから、セラミックの歯の費用は一部返してくれ、と言うことかと思います。根の方は治療の限界があるので致し方ないと思いますから、後は上物のの費用の部分でしょう。日本やアメリカなら絶対に問題にされます。


なお、膿胞というものは、歯にはありません。良く皆さん誤変換されます。嚢胞か、膿瘍という用語になります。


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