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投稿者 長谷川千尋 日時 2003 年 7 月 24 日 01:42:01
回答先: 歯周病治療と費用について 投稿者 cd 日時 2003 年 7 月 18 日 22:57:04
書かれているような治療法はあります。私たちが見る専門誌にも時々紹介されています。歯周補綴(ししゅうほてつ)と言うものと思います。健全な歯周組織(歯茎、歯槽骨)を保つには、噛み合わせや歯の形態も理想的にしないといけない、ということで大がかりな連結冠にするのです。被せないのは下の前歯くらいのことが多いようです。 一部抜歯して部分入れ歯などにしていくと、結局噛む力のバランスが悪く、金具を掛けた歯から抜歯に至っていくこともあります。それより、たくさん削ることになっても噛み合わせをしっかり作れば、長期に快適に噛むことが出来る…という理論のもとに行われます。 仮歯にしておくのは、仮歯のどこか一部に破損などが起きた場合、それが最終的差し歯になった場合もそこに破損が起きる可能性があるので、長期に渡って噛み合わせの安定を確認するのだと思います。 仮歯と言っても多分、材質的に丈夫に作られているはずです。全体を見渡して治療を勧めないといけないので、ブロックごとには出来ないのです。 膿を出す…の膿は、虫歯→歯の中の神経→歯の周囲の膿ではなく、歯周病(歯槽膿漏)の膿ですから、仮歯の中から入っていくということではなく、歯みがきがしっかりなされていれば大丈夫です。 歯周外科手術は本来は健康保険で出来るはずです。切って開いて膿を出す以外様々なオプションを追加したとしても。保険外で出来ない場合としては、造骨のための生体親和膜を使用した場合、造骨のためのゲルを用いた場合などです。保険診療は一体となる治療に一部保険外の材料を用いると保険適用の処置も保険外となってしまいます。よって、何か知りませんが、そう言うものを用いているのではないか?と思います。 今の歯科医院の先生は、おそらく高度な治療をしているつもり…つもりではなく実際にそうだと思います。では、そういう費用のいっぱいかかる治療を国民全般が受けられるでしょうか?あるいは、皆がそうしないと歯周病はうまく治らないのでしょうか? そうでもないと思うのです。 この後の差し歯も自費を勧められるのではないでしょうか?口の中全体ではかなりの額です。そんなに出せるのは少数の方々です。 もし、地方の郡部の診療所の当院が同じ方法をとったらたちまちほとんどの患者さんはいなくなるでしょう。 いろいろな意味で、そう言う治療方針を選択しているので、その学派にとっては、必要なことをしていると考えられます。たくさん削ったもその方が長い眼で見て歯を保存しているという考え方と思います。そして、その方が高度な治療である、そして、そのためには時間と手間暇が相当かかります。多少費用がかかっても良いから十把一絡げでなく個別でじっくりとした治療を望んでいる階層の方々をターゲットとしているのです。また、お金を掛けないと人は皆ものを大切にしない傾向があります。歯科医任せにせず、自分の歯や歯茎を歯科医の指導のもとに長く持たそうとする意欲をかきたさせる意味もあるかも知れません。 同じような方針をとっていても、歯周治療までは保険で差し歯は自費…という先生もあります。 一方で、本当にしっかり歯みがきさせれば、それだけでもかなり歯周病を改善させられる…という意見もあります。ただ、本当にしっかり歯みがきさせる…というのはなかなか大変です。皆なかなかしてくれません。でも、昨今は歯科医師会やメーカーのPRが効いてきたせいか、歯周病の管理をしてほしい…という主訴で来院される患者さんも増えてきました。うちは歯周治療は保険です。時間をかけるかたも保険だし、そうでない方も保険です。 大がかりな連結の差し歯はほとんど入れません。 固定するときは接着剤で付けるだけです。噛み合わせの調整で多少多く削ることはありますが。それでもほとんどの歯を差し歯にするよりは削る量はうんと少ないです。 …後段は回答になっているのか分からなくなってきました。 ま、とにかく、私は受診されている医院のような治療はしていませんから、そんなに歯を削っていいのか?と、ふと思ってしまう部分はあります。でも、その治療にもエビデンスはあると思うので、その辺りをよく聞いて、最終的な差し歯を入れてもらうしかない…と思います。
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