Re: 根管治療に8ヶ月、今後どうすればよいのでしょうか


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投稿者 長谷川千尋 日時 2002 年 9 月 29 日 10:00:00

回答先: 根管治療に8ヶ月、今後どうすればよいのでしょうか 投稿者 taro 日時 2002 年 9 月 24 日 21:10:30

私の場合は、神経を取ってからの治療が5〜6回になってくるとちょっと焦ります。
回数を重ねても痛みが今ひとつ引かないことは、たまにあります。長引くときはやはり見通しを説明する必要はあるでしょう。

 今までも同様な質問が繰り返しありました。神経の治療の全体の中では頻度は少ないものの、予後不良は珍しいことではありません。

 理由としては、歯の中に入ってきている神経の管(根管)の形態の複雑さです。レントゲンで見ると多少湾曲していることがあっても単純に中心部に写っていますが、それを幹の部分とすると、レントゲンで写らない細い枝がたくさんあります。また、レントゲンは2次元で分かりませんが、実際の根管の断面は長細かったりいびつだったりします。
 神経の治療(根管治療)は、冒された神経を単純に除去するだけだなく、鍾乳洞のような根管壁をトンネルのように綺麗にしそこに密封する固形薬剤を詰めること(根管充填)です。
 治療自体は原則に則って進めても、枝の部分の神経が残ってしまったり、そこに菌も残ってしまったり、或いは根の先の神経を切断した部分の炎症が引かず、慢性の歯根膜炎になることがあります。
  順調に痛みがなくなっても、実際には枝の部分の神経は器具では取れていませんが、それでも治まるのは幹の部分の清掃消毒で無菌的に壊死して問題ではなくなるのです。

 長期に痛みが引かない例は、おそらくどんな先生でも体験することです。
 その場合の治療法としては、ある程度は通常の方法を繰り返し行いますが、回数を重ねても軽度の痛みが引きにくい場合は、比較的長く作用する薬剤を貼付して、仮歯をいれ、しばらく触らずに様子を見ることもあります。痛みが引かないからと言って治療を続けてもそれが刺激になってしまうこともあるようです。
 触らずに自然治癒力に任せると長くかかっても落ち着くこともあります。
 個人的経験では1年後に根管充填できたこともあります。

 痛みが軽度でない場合は、軽度にしてから様子見がいります。
 
 日常生活に差し障るような痛みがどうしても引かない場合、あるいは長く様子見しても結局痛みが消えない場合は、やむなく抜歯することもあります。どのあたりで抜歯を決意するかは、痛みの程度とか期間、そして患者さんの気持ちにもよります。

 抜歯もやむなし…となった場合、他の選択肢として一旦抜歯して根の先を塞いで再度植え戻す(再植)を考えても良いと思います。ただし、歯が十分強く、抜歯操作の時に割れたりせず綺麗に抜けて再植後も隣接歯にしっかり固定できる条件がいります。また、そのまま駄目になる…というリスクもあります。
  前歯部の場合は歯根端切除と言って、歯茎を開いて歯槽骨を少し削って根の先に到達し炎症部を除去する方法もありますが、奥歯には出来ません。

  一度担当医に、今の歯はいつ治るのか、このままおなじ治療をいつまで続ければよいのか、疑問を問いかけてみられたらどうか?と思います。
  気長に治療…も必要ですが、8ヶ月も経ったのですから気長の治療期間はとうに過ぎています。
 きちんとした回答のない場合は転院もやむを得ません。

 根管治療の専門家は大学病院の「保存科」や「歯内療法科」などにいらっしゃいます。東京でしたら複数の歯学部附属病院があります。


 



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