Re: 困っています


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投稿者 長谷川千尋 日時 2002 年 9 月 01 日 10:27:11

回答先: 困っています 投稿者 のぶこ 日時 2002 年 8 月 26 日 19:10:59


 神経の治療、根管治療の予後不良は今まで百回以上書き込まれています。
 自分の診療所で体験することはたまに、ですが、ここで回答しているといつもいつもあるように感じます。
 今の先生は神経の治療の後の予後不良は滅多に無かったのでしょう。
 でも、考えてみれば直ぐ分かることで、歯の中の神経の管(根管)は、まっすぐに単純に延びてきているのではなく、微小な枝分かれがあったり、分岐していたり、直径も丸くなく平たくなっている場合もあります。例えてみれば鍾乳洞のようなものです。
 それを多少は湾曲する器具で内面を人工的なトンネルのようにつるつるにして綺麗にして薬で密封(根管充填)すると、神経の治療は終了します。そこに差し歯の差す部分が入ります。
 しかし、どうしても枝の部分や分岐部分など、器械的に綺麗に出来ないところは残るのです。しかし、通常は途中に入れる薬剤の浸透によって、無菌になれば痛みもなくなり神経の治療は直ぐ終わります。
 時に器具や薬剤の届かない部分に菌が残っていると、そこから出て歯の根の先から周囲に炎症が起き、いつまでも違和感、痛みが続く状態になってしまいます。炎症のある部分は言うなれば傷ですから、薬剤や器具で綺麗にしようとしてもそれ自体も刺激になりますから、治療後に痛みが出ることもあります。

 何度も書いていますが、残念ながら決め手となる方法はなく、根気よく続けるか、長持ちする消毒剤で仮の根管充填をして長期に観察するしかありません。
 触ること自体も刺激になる、と書きましたが、触らないで自然治癒力を期待して待つ…ということも1つの手です。

 どうしても痛みが引かない場合は、セオリーでは抜歯が最終手段ですが、もともと大きな虫歯だったのならともかく、1本の歯としては健全であったのですから、患者さん自身はもちろん、先生もそれは言えないでしょう。

 私の経験では最長1年様子を見て治った例もあります。




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