Re: 軽度歯周炎の治療と前歯の現状


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投稿者 長谷川千尋 日時 2002 年 8 月 31 日 22:27:09

回答先: 軽度歯周炎の治療と前歯の現状 投稿者 k.k 日時 2002 年 8 月 26 日 18:19:43

  まず、歯周病とは、歯肉炎と歯周炎に大きく分けられます。歯茎の下の歯槽骨に影響がないものが歯肉炎で、骨にも影響があるものが歯周炎です。一般向けにはこの歯周炎を<歯周病>と呼んでいるようです。以前は(今も)歯槽膿漏と言っていたものが歯周炎ないし歯周病です。膿漏(のうろう)とは、膿が漏れる状態ですが、それ以前の発赤・出血も歯周病であるので、歯槽膿漏とは呼ばなくなりつつあります。
 厳しく言えば正常な歯茎の人はごく少なくほとんどの方が歯周病になっている、といっても過言ではありません。
 もっとも、進行が緩やかで心配が少ない状態の人もあれば、どんどん進行していく人もあります。
 原因は口の中にいる常在菌の中の悪玉のいくつかの菌です。虫歯を作る歯垢と呼ぶねばねばした汚れは菌の固まりであって、それによって歯茎も冒されるのです。
 歯茎の病気ですが、最終的には歯を支える骨がどんどん吸収されていき、最後には抜歯ないし歯が自然と抜け落ちていきます。その間には歯が動揺して食べにくかったり一次的に強く腫れたり痛んだりします。
 
 歯周病は差し歯の有無は関係ありません。虫歯が全然なくてもひどい歯周病になることもあります。
歯周病の治療・予防は基本的には歯磨きですが、我流の歯磨き方法でなく、自分の歯並びにあった工夫がいります。歯科医院で、歯科衛生士か歯科医師から直接指導を受けることが大切です。
 本来は誰にでも適切な指導をすべきですが、手間がいる割に、治療のモノが目に見えるものでないため保険点数が低く、必ずしも全員には出来ません。また、こちらが熱意があっても患者さんの方が面倒がることもあります。歯科衛生士が不足していて手か回らないこともあります。
 よって、診療室で意欲を見せれば、スタッフが揃っていなくても歯科医が指導してくれるはずです。
 治療としては、歯石の除去や歯茎の小手術や動揺歯の固定・噛み合わせの調整などですが、軽度であれば歯石除去だけで済みます。
 大切なのは継続することです。歯石はまた溜まります。たくさん付着してからでなくこまめに取ることです。付き具合にもよりますが半年に一度は取ると良いでしょう。歯石は歯茎を押し下げながら付きますから。
 歯周病が進行する要素としては、喫煙、良くない食生活、良くない噛み合わせ、口呼吸、歯ぎしり等も関係します。
 http://www.dental-mate.com/
 の中のデンタルリソースをご覧ください。

 最初の差し歯の状態に戻ります。
 骨の出っ張り自体は関係ないのではないでしょうか?30歳代にもなると、噛む力によって歯槽骨に骨が添加されて出っ張りが出来ることがあります。それ自体は正常の範囲です。
 もし、差し歯の根の先の病変が広がって骨も出っ張ってきているような場合は、様子見ではなく早めに除去手術が要ります。
 様子を見よう…と言われている、ということは病巣と骨の出っ張りは関係ないのではないか?と思います。
 根の先に病巣があれば、本来は差し歯を外して根の中の消毒の治療をするか、根の先の病変除去の小手術をするか、歯を抜歯するかです。あえて手を付けない場合は、病変は小さく、症状も軽度で、手を付けた場合抜歯になる可能性が高い場合…です。結局は後回しになるだけですから、持病でもなければ早めに治療した方が良いかも知れません。
  すぐ抜け…と言うと、歯科医院のイメージが悪いため、敢えて患者さんの決心を待つ…というスタンスの場合もあります。理屈では分かっても感情で分からない…ということは多々あります。


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