Re: 転院を考える時・・・


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投稿者 阿部正俊 日時 2001 年 9 月 17 日 10:44:54

回答先: 転院を考える時・・・ 投稿者 さちこ 日時 2001 年 9 月 14 日 16:04:30

文面から想像すると現在お悩みの歯は一ヶ月ほど前に歯の神経(正確には歯髄とよび
ます)を抜いた後、予後が思わしくないようですね。
私のオフィスでもまれに歯髄を取った後、痛みが生じ慢性化して痛みがとれずに悩む
ケースがあります。
いずれにしても原因があって結果があるわけですから、あらゆる原因を考えてそれに
見合う処置を行うよう最大限努力を払うのが私たち歯科医師の責任であり役目だと思
います。
したがって現在この歯がどういう状態にあるか、どう判断(診断)しているか
それに対してどいう処置を行うか、今後の見通しがどうかなどを患者さんに説明する
必要があると思います。
そうした説明を受けて納得がいき、その先生を信頼しているのであれば治療を続けて
いくのが良いでしょう。
しかし納得がいかなくてあなた自身の判断で転院するのも選択の自由です。
さて今回のケースを私の浅学な知識ではありますが原因を考えてみたいと思います。
かみ合わせると痛むということからまず第一に疑うのは歯牙破折または歯根破折で
す。この破折はレントゲン写真上で判断できる場合とできない場合があります。
と言うのもレントゲンは裏表の二次元的にしか見えないからです。
また肉眼的にも細い歯折線や歯根の歯折は発見しにくいケースが多くあります。
そのため最近は治療の視野を拡大して見る治療用の顕微鏡が現れました。
これがあると歯根の中の様子がありありと見え、歯根の中の取り残しの歯髄や
歯折の存在、穿孔が発見できるようです。
しかし残念なことに非常に高価でまだまだ一般の歯科開業医にとっては高嶺の花でど
こにでもあるというわけではありません。
仮に歯折が原因とした場合治療が長引く場合が多いです。
これといった決め手がないからです。
結局慢性化してやや痛みが鈍化し何とか自然治癒したかなといったところが一般的な
落ち着く先でしょうか。
最近は歯科用接着剤が開発され歯折の場所が明らかになればうまく直るケースもあり
ます。しかしテクニックなどの問題から100%とはいかないようです。
また歯折の範囲場所によっては挺出といって歯を矯正的に引っ張り出すことで好転す
ることもあります。
さて転院の問題点ですがあまりにも症状の改善が見られない場合は転院するのも止む
をえないです。
注意点としては状況によっては抜歯を勧められるケースが生じます。
途中の経過を診ていないので今ひとつ責任感が生じにくく、面倒であれば抜歯したほ
うが問題の解決が早いからです。
一本の歯に対して親身になっていろいろ手立てを考えて最善を尽くしてくださる先生
にめぐり合えると良いのですが・・・。
どちらの先生が良いかと聞かれそうですがなかなか難しい問題です。
一番無難なのは歯科大学の付属病院ではないかと思います。
愛知県の方ですから愛知学院大学歯学部付属病院が良いかと思います。

阿部歯科医院
阿部正俊




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