Re: 詰め物をしないという選択〜超長文


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投稿者 長谷川千尋 日時 2008 年 5 月 07 日 01:17:13

回答先: 詰め物をしないという選択 投稿者 そら 日時 2008 年 4 月 30 日 22:56:45


 どう回答して良いか分かりませんので最初は文を追ってコメントします。
 済みませんが、否定的意見も書かせて貰います。

>>歯医者さまには、タブーともいえるこの質問ですが、
ワタクシには、9歳上の夫がおりまして、結婚当初は、
彼のほうが、虫歯が多く、しょっちゅう、歯が痛い、
甘いものをたべると、歯が痛いといっては、心配させられたものでした。そして、わたしはといえば、虫歯には、なりにくい歯質だと歯医者さんにも子どもの頃から褒められる歯で、むしろ肩こりやストレスから来る歯茎のはれや、浮きに悩まされていました。
 
 肩こりやストレスで、歯の痛みや違和感は起きますが、腫れるのは違うような気がします。
 ストレスで疲れて抵抗力が落ちたときに、普段汚れているような部分が腫れてきたのではないでしょうか?或いは親不知とか。
 この後に、歯列矯正もしたと書いてありますが、歯列不正があると押されている部分が腫れぼったいことがあります。
 また、歯列不正の方は多くは口呼吸がありますので、前歯の辺りが乾燥気味で腫れやすいこともあります。


>>歯列矯正の経験から、歯医者さん通いに抵抗はなく、どちらかといえば、待合で面白い本がたくさん読めるので、大好きでした。そういうわけで、結婚後、時間に余裕ができたわたしは、歯の周辺のトラブルに気を使い、両親のように歯周病で歯を失いたくないという気持ちから、比較的頻繁に、歯医者さんで、歯磨き指導や、歯石とりなどをしてもらっていました。ところが、その都度、発見される小さな虫歯を、おろかなことに、言われるままに削っては、保険診療の範囲で(新婚まもなかったものですから、経済的負担を軽くするため)詰め物をしてもらっていました。

 <おろかなことに>…と書かれているのは、非常に残念です。

>>それから、15年以上がたち、詰め物は、体に良くない物質もあると知ったころ、不思議と(偶然にか劣化してか)ほとんど全ての歯から、詰め物がある日を境に自然に取れてしまいました。

 さて、歯は毎日毎日噛むという衝撃を受けています。15年も経てば、詰め物くらいは取れても当然です。もっと前でも取れることは良くありますので、15年も持った…という考え方でも良いと思いますが。
 取れても虫歯が出来ていなければそのまま詰めることもありますし、やり直したとしても特に大きく削ることにはなりません。

>>そこから、何が体にいいんだろうと、相談したり、調べたりして、最初の2年は、レジンを詰めていました。金属よりましと思ったからです。(2種以上の金属が口内にあるとガルバニー電流が発生し、体によくないと欧米では常識となっているそうです、

 レジンは金属と比べると摩耗しやすいので、奥歯で面積がある程度広い場合は不適当です。そのまま金属の方が、良かったのではないかと思いますけど。ほとんど取れたのなら全部同じ金属でやり直しが出来たのではないでしょうか?同じ金属なら電流の心配も無かったのではありませんか?

 ただ、今はだんだん金属から離れる方向になっては来ています。
 しかし、まだまだ簡単に加工できる金属なしで治療は進みません。欧米でも金属はまだまだ使用されています。
  

>>また電磁波を集めてしまいます。

 昔はテレビやラジオの電波くらいでしたが、携帯電話、リモコン、電子レンジ、電磁調理器、無線LAN…と飛び交う電磁波は増えています。
 金属が入っていなくても注意は要ります。
 歯の詰め物だけではなくて、ピアス、イヤリング、ネックレス、眼鏡も注意が要ることになります。頭部及び近くですから。
 歯に金属を入れても、差し歯の土台が尖った形にならないようにすると比較的影響は少ないようです。
 電磁波を最も良く集めるのは、生体に親和性のあると言われるチタンです。チタンはアンテナに使用される金属でもあります。
 眼鏡もチタンがよく使われています。

>>そのほか、金属アレルギーなども言われますが。。。)

http://www6.ocn.ne.jp/~chihiroh/kinzoku.html
 にいろいろ書いています。
 歯の金属だけ気にして、平気で金属装飾具を身につけている人もいますが、気になるならそれらも含めて考える必要があります。
 案外アレルギーがないのは銀です。金でもチタンでもアレルギーはあるそうです。
 アレルギーではないが、化学物質過敏症のような、金属不適応の人もあるようです。実際に金属の取り替えをした患者さんはうちでも何人もいらっしゃいます。 


>>そして、レジンも環境ホルモンからよくないという説を知り、

 何年か前に、NHKで報道されて反響を呼びました。
 しかし、その後、実験方法によっては溶け出させることが出来ても、通常の口の中での使用では溶けてで来ないとされています。
 また、果たして人に影響があるのか?という疑問もあります。環境ホルモン(と言うより内分泌攪乱物質)としてクロでも、その後貝だけ(トリブチルスズ)、魚まで(ノニルフェノール)…と分かってきた物質もあります。
レジンについてはビスフェノールAですが、誤解を恐れずに言えば、人に対して最も吸収させたものは缶コーヒー…と言われています(国連大学Y教授資料)が、それでも影響は出ていないと思われます。出生で女児が多いわけではありません。

 
>>実際外してもらったあとに、中で虫歯が進んでいて、よけいに、詰め物はしたくないという気持ちになり、10本あるC2レベルの虫歯全ての穴を開放にしたままにしていました。
 
 詰めたから虫歯が余計に出来たのではありません。
 放置したのは非常にまずいことをしましたね。
 中途半端な知識が返って災いしたかもしれません。
 
>>そのうち、どうしても、4本だけ、削られた穴が大きくて、気になるため、調べて18金インレーを入れてもらいましたが、やはり肩が凝るようになり、違和感がぬぐえないため、取り外すことにしました。さて、ここからが、質問の本題です。

 これも、入れる前の放置が背景にあるはずです。虫歯の穴が広がるだけでなく、相対する歯の咬頭(山の部分)が穴に入り込んできてしまいます。
 すると、下顎が前や横に動くときに引っかかりやすくなってしまうのです。
 詰め物はその時点で相対する歯と合わせて高くならないように作りますが、本来の自然な形態より凹んで変形した形に作らざるを得なくなります。
 虫歯の穴ぼこの時より詰め物を入れた後の方が摩擦力が働いてしまい、下顎の運動に力が必要になります。すると頭をより強く支える必要が出てきますから肩がこるのです。
  ですから、詰め物がきっかけにはなりましたが、そうなってしまうのは穴を放置したためです。
 ただまあ、{そら}さんからすれば、そのまた背景は最初に削られたからだ…と言われるとは思いますが。

 肩がこらないように詰めるには、残念ながら虫歯でない相対する歯の山を削って低くして詰め物の部分の凹みが浅くなるようにしなくてはなりません。ただ、どのくらいの量が必要かは仮詰めなどをして慎重を期す必要があります。

>>15年後の、歯医者嫌いで、虫歯を放置したままのワタクシの夫と、歯医者さん大好きの、わたしの歯、どちらが、より状態がいいでしょうというと、断然、夫なのです。
外から見ただけじゃ分からないでしょうというような声が聞こえてきそうですが、歯肉の色、歯の表面、などなど、どうみても、彼の勝ちです。
ふたりとも、ほとんど、お菓子を食べず、砂糖は料理にも使わず、肉、魚も滅多に食べない、穀物と菜食を徹底しています。
でも、わたしの虫歯は、エナメル質にとどまらず、削ってしまったため、穴が大きくて、彼の小さな虫食いは、全然進んでないようにみえます。
なお、歯磨きは、塩を使い、市販歯磨きは、歯削りみたいなものなので使っていません。

 いろいろ健康を考えて腐心されていることについては敬意を表したいと思います。
 いつから、何年間くらい、続けておられるのでしょうか?

 虫歯の増減は砂糖の摂取量と相関があります。
 戦前もだんだん摂取量と虫歯が増えましたが、先の大戦後砂糖が無くなるとともに虫歯も減りました。その後高度成長とともに砂糖の摂取も虫歯も増加したのです。
 最近は砂糖摂取は微減ですが、小児を中心にそれ以上の速度で虫歯は減りつつあります。北欧では砂糖を減らさずに虫歯を減らすことに成功しています。ですから砂糖を減らさないと虫歯が減らないわけではありません。
 
 ただ、精製された砂糖(砂糖だけではないが)が良い…というわけではなくて、砂糖は血糖を上下させすぎるので、炭水化物を摂った方が良いです。お二人でされている通りです。
 実は私も菜食を続けて10年になります。健康のためというよりは、環境のために食べないのですけど…。
 菓子は食べますけどね。 
 
 
>>虫歯って、削らないほうが、そして、放っておいたほうが、正しい丁寧なケアと砂糖をとらない食事などを気をつければ、自然治癒力で、進まないんじゃないんでしょうか?

 そういうこともあるかも知れません。

 食生活を含めた生活態度の改善で虫歯も減少するだろう…ということについては、普通の歯科医も異論は挟まないと思います。
 でも、そらさんも、「保険で治療を」と言って歯科医院を訪れたわけです。私たちは、そらさん夫婦の食生活を(私がしている食生活も)医院に来られた全員に勧めるわけには行かないのです。
 対症療法でも取りあえず何とかする義務が科せられています。
 
>>ほんとうに、仕事を休んでまで、歯医者さんに通ったり、していただけに、この違いに、残念でなりません。

>>象牙質再生も、金インレーを入れた後、くっつくのは、象牙質再生を前提としていますから、実際自然に起こっているんですよね。

 この文章は意味が分かりません。修飾語が不足していると思います。

>>虫歯ケアは、病巣を一時、免疫が落ちてるときに徹底して殺菌したら、あとは、正しいケアの指導と食事の改善指導をすれば、ほとんど他の仕事は、いらないんじゃないでしょうか。
かみ合わせなど、口内のことだけを考えれば、詰め物をするということや、歯並び改善ということは、正しい処置だと思いますが、体全体を考えたとき、そして、歯も臓器であるとみなしたときに、それは対症療法に過ぎず、起こってきた現象のみを的として治療するのであれば、むしろ原因である病は、深くなり、内攻し、身体全体としては、みえないけれど悪化するのではないでしょうか。この意見に賛同し、回答くださる歯医者さまがおられましたら、ぜひ、お会いしたいです。ここまで読んでくださって、感謝いたします。


 今の治療がずっと続くわけではないと思います。歯科医療は削って治す方法ばかり力を入れてきて、虫歯を作らない、進行させない研究がおろそかにされてきた部分はあります。
 歯科治療だけでなく、医科でも同じことが言えると思います。例えば高血圧でも、高いから降圧薬で下げますが、本当は高くなる理由があり、それが原因のはずですが、それを解決するのが難しく、仕方なく「対症療法」的に降圧薬も使われるのです。

 ただ、現在の治療がどんどん悪くしているわけではない、と言いたいです。対症療法的であっても、虫歯の進行を止める働きはしています。

http://hasegawashikaiin.jp/setumeigazou.htm
のページの真ん中辺り
 <患者さんが自己都合で治療しなかった場合、予後がどうなるかよく分かる画像>
 をご覧下さい。
 02747は術前の写真、02749は何年か経った後の同じ部位のレントゲンです。02747の画像上で上の左端の歯(右上第二大臼歯)の大きな虫歯で神経を取って被せました。被せた後来院されず、02749の状態になりました。被せた歯はまだ歯として機能し残っています。画像左下の2本(右下第一第二大臼歯)は何も治療されないままここまで無くなってしまい、抜歯しか出来ません。
 大きく削ってしまっても、治療した歯が残り、放置した歯がそれ以上に悪くなっているのです。

 もちろん、この写真の方は、口の健康に気を使っていないのでこうなってしまうのですが、それでも介入をした結果歯を持たせていることは確かです。
 
 一般論で言えば、これが正しいことであり、放置した方が持つというのは間違いです。一般論ですよ。
 
 手を付けた歯はその後永久に持つわけではなく、また治療が必要になり、詰め物が被せになり抜歯になりブリッジに…と、だんだん無くなって行くことは良くあります。…と言っていいでしょう。私も開業して18年経ちますから同じ患者さんをずっと見ていると治療しながら歯が無くなっていくのを目の当たりにしています。
 しかし、同時に、中断を繰り返してもっと早く歯を失っていく人も多く見ています。
 個人個人としては削られた歯がどんどん悪くなっていく…というイメージを持ってしまうことはあるとは思いますが、多くの人を眺めていれば、やはり治療して少しでも長く持たせていることは間違いありません。
 歯周病にしても同様です。
 
 また、何年か前から、初期の虫歯は削らずに様子を見ることもされています。初期は進行停止の可能性があることは認知されています。
 何でも直ぐ削ってしまうわけではありません。

 最後に、同じような健康法をしていても、例えばご主人には合っていても、そらさんには合っていると言えないことも有り得ます。いろいろ考えておられるとは思いますが、注意点として書きます。

 そんなことはしていない、ということもあると思いますが、こういう例がある、と言うことで書きます。

 水を多飲したほうがいい、という考えがあります。これは全ての人に当てはまるのではありません。漢方では水毒という考えもあります。むくみ、冷えのある人は控えた方がよいこともあるのです。
 また、誰でも冷水ばかりは良くないです。

 玄米は健康に良いと皆が考えていますが、フィチン酸によるミネラル不足になる人がいます。発芽させると良いとも言われますが(発芽玄米の宣伝では)、みそ汁や梅干しを食べていれば良いとも言われます(堀田忠弘)。玄米を美味しくふっくら焚かずに、昔のように固い玄米を回数多く咀嚼すれば唾液と玄米が良く混ざり害が減るのではないかとも思います(長谷川)。

 口呼吸があると、どんなにいろいろ気を使っても免疫力は下がるでしょう(西原)。アレルギーも起きやすいですし、虫歯歯周病も進行します。

 冷飲冷食も免疫力を低下させます。冷蔵庫が普及したのはごく最近ですから、加温したものか、外気温と同じものしか人は口にしてこなかったのです。

 生もののほうが消化が良いという意見があります。でも、生ものは菌や寄生虫を取り込む危険があります。

 睡眠時間は質だというのは誤りです。短いと免疫力が低下します。7〜8時間は要ります。ずっと短時間睡眠で元気でも更年期当たりでぽっくり逝く危険があります。

 うつぶせ寝健康法は限られた人向きです。これで身体を歪めると免疫力が下がります。

 固いまくらや低反発枕で横向きやうつぶせ寝すると、歯に圧力がかかりすぎ、詰め物が取れたり歯並びがゆがみます。

 こだわりが過ぎると、やはり健康がうまく回りません。

 …歯を削ったことだけが原因…というのは、やはり受け入れがたい気持ちがあるので、何かまだほかにご主人との差があるのではないか?という考えが私にはあります。なのでちょっと(かなり)書きましたが。
 
 今回、健康であろう食生活の実践で、虫歯の進行を止める手だての一つをそらさんは見つけたかも知れません。2人とも歯科医院に行かなかったら気付いたでしょうか?
 そらさんは治療したのでご主人との違いに気付いたのではないですか?
 今後は同じ考えの方で同じ体質の方があれば、ご自身の方法を伝えることで同じ目にならないようにすることが出来ると思います。




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