Re: クラウンのやり直し


[ コメント ] [ 歯の診察室へ ]

投稿者 長谷川千尋 日時 2006 年 10 月 26 日 21:54:51

回答先: Re: クラウンのやり直し 投稿者 まな 日時 2006 年 10 月 25 日 18:23:48

   もともとの歯を長持ちさせるのに最も影響が大きいのは、自分自身の手入れ、すなわち歯磨きだと思います。全体を被せても歯質がある限りその部分が再び三度虫歯になる可能性はあります。食生活ももちろん影響が大きいです。
 何を入れるかの材質の影響は、それほど大きくないと思います。あるにはありますが、材質の違いで残った歯の持ちに大きく影響が出るわけではありません。材質そのものの持ちの差はでます。

 型どりをして製作したもので最も精度がよいのは、金の含有が多い金合金や白金加金です。また、これらは耐摩耗性が天然歯と似ているので、詰め物の場合でも天然歯質との境目の段差が出来にくいです。保険でよく使われる金銀パラジウムはやや硬くて段差が出来てきます。
 白い材料でも裏打ちが金合金や箔なら同じように良い精度で出来ます。

 セラミックやハイブリッドもかなり良い精度になっては来ましたが、製作物としてだけの精度は金属より劣ります。しかし、それらは接着性セメントで歯に付けるので、その場合は接合部は良好です。すると、金合金などと精度の問題は考えなくて良いと思います。

  小臼歯までは、クラウンでも白い樹脂(硬質レジン≒プラスチック) で被せることは出来ます。しかし、精度のこともありますが、割れやすいので、保険外の材質の方が良いです。大臼歯では詰め物は保険の樹脂で出来ますが、クラウンは適応外で保険外でしかできません。
 樹脂の白いクラウンとセラミックなどのクラウンでは後者の「精度」の方が良いと思います。

  型を取らずにその場で詰める樹脂などは、切削量は金属より少なく済みます…というか、そう言う場合にその場で樹脂を詰めるのです。
 型を取って作る場合は、白い材料の方が切削量は多くなります。誤解があると困りますが、大幅に多く削るわけではありません。少し多く削ったら直ぐ歯が余計に弱るわけではありません。

  前歯でも奥歯でも白い歯を希望し且つ強度も十分なものを選択する場合にセラミックやハイブリッドの保険外のもの、奥歯で精度と耐摩耗性を重視する場合には金属で保険外のもの…が優れていると言えます。

 



コメント:


[ コメント ] [ 歯の診察室へ ]