Re: 一般歯科の矯正


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投稿者 長谷川千尋 日時 2006 年 10 月 01 日 10:11:13

回答先: 一般歯科の矯正 投稿者 ミック 日時 2006 年 9 月 27 日 19:54:50


  矯正歯科だけでなく一般歯科でも一人前になるには何年も要します。
  どんな仕事でもすぐに何でも出来るわけではありません。
  特に専門的な仕事はそうだと思います。

  矯正歯科の勉強で何年もかかるというのは、一人の患者さんの結果が出るすなわち終了するのに年数がかかる…ということが挙げられます。局所の矯正なら数ヶ月程度ということもありますが、全体の場合は永久歯列で2〜3年、歯牙交換期から行う場合は3〜5年かかります。
 同時に何人も受け持てば3年くらい経てばその方たちが終了して経験が積めますが、歯科医師になって矯正専門としてスタートする場合は臨床家としては全くゼロですから、先輩の先生の手伝い程度から少しずつ始めるわけです。そのうち一人一人担当することになっていくのですが、助言を受けながら経験を積んでいくわけです。よって多くの患者さんを経験するのに<業態としての性格>から年数がかかります。
 模型やシミュレーションだけで経験は積めませんので、経験が少なくても少しずつ患者さんを触らせて頂く必要はあります。

 一般歯科でも詰め物から差し歯、入れ歯、抜歯など外科処置、歯周病の計画的治療…と分野は多岐にわたり、難しい患者さんまでこなすには年数を要します。ただ、ちょっと詰めて終わり…という人もあるので、範囲を限れば矯正より早く治療が出来る感じがするだけです。

 矯正治療も、期間はかかっても簡単なものもあります。
 期間がかかるから何でも難しいと言うわけではありません。
 一般歯科医が矯正を開始する場合、大学である程度教育はありますが、やはりまた一定の専門教育を受けながら、また、治療も専門家に助言を受けながら簡単な例から少しずつ行っていくと思います。
 私はそのようにして経験を積んでいきました。
 矯正はしていなくても臨床家として患者さんに接したり口の中を触るのは馴れているわけですから、割と早く習得しやすいのではないかと思います。

 誤解を恐れず言えば、何でも専門が良いとは限りません。専門以外何も出来ない場合、簡単な治療でさえいちいち他の科へ行かないといけないことになります。
 難症例まで診る専門家もいて、また、いわゆる一般歯科、小児、矯正、口腔外科と幅広く診ることの出来るかかりつけ医がいても良いはずです。
 
 医科の場合でも、例えば高血圧と診断された場合に、循環器科専門医だけが診療するかと言えば、そうではないはずです。かかりつけ医が管理しても良いのです。
 
 「一般歯科」という名は、他の標榜名に対して分けて考えるときに便宜的に用いますが、法的に認められた「歯科」という標榜名は、医科における「内科」のように広い意味です。因って法的に「歯科」だけで矯正をしても何ら問題はありません。
 ただ、私は誤解を避けるために「歯科」も「矯正歯科」も標榜してます。

 >>野放しに放置…と最後に書かれていますが、どこか批判的情報を見られたのか?と思うのですが…
 確かに、医療事故や不満不信が渦巻いていますので、良い医療を受けたいという意味だと思いますが、歯科医の方も、普通は手に負えないかも知れない例をすぐに治療することは有り得ません。

 矯正治療は専門でも「流派」のようなものがあり、費用も期間もかかり、また、>>人生にかかわるほど大仕事…でもありますから、自分で治療できると考えても「専門医も含めて2〜3件説明を受けてから決めて下さい」と言うことにしています。
 また、むしろ専門医が適当と判断した場合は、最寄りの専門医や大学などを紹介します。

  ミックさんは、一般歯科での矯正に不安ならどうして専門医で開始しなかったのでしょうか?
 何らかの不満や疑問があるのでしたら、受診の時に良く聞くようにしてください。



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