Re: 転倒した場合の乳歯の治療


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投稿者 長谷川千尋 日時 2006 年 7 月 27 日 14:25:33

回答先: 転倒した場合の乳歯の治療 投稿者 メリー 日時 2006 年 7 月 25 日 07:39:33


はっきり言いまして、最初の先生の方が良かったと思います。
 ただし、そのままでよいという理由や、万が一何か問題が起きるとしたら何が起きてどうするのか?が無いと、やはり心配になってしまうのでその部分の説明が欲しかったと思います。

 1本は神経を取ってしまったので、その歯の治療は詰め物までしないといけません。結論としてその歯だけ治療すれば良いです。

 1歳半では抵抗して普通に治療は出来ません。笑気をかがせても鎮静法ですから麻酔にはなりませんし、泣いて興奮している場合は効果が出ているようには思えません。笑気自体は吸入を止めれば身体から出て行くので心配は要りません。

 ドイツではどうするのか分かりませんが、抑制具(くくりつける装具)を使用するかお母さんやスタッフが身体を押さえながらの治療になります。幼少時の無理矢理の治療がトラウマにならないようにするには、この後何ともなくても年一回は健診などで継続して歯科医院に行くことです。継続して行くと必ずいつかは慣れて恐怖心もなく治療できるようになります。

 打撲で歯が動揺していると、確かに「脱臼」には違いありませんが、動揺が少しの場合は、何もせず様子を見ても良いです。ぐらぐらしていないので…と最初言われたくらいですから、何もしなくて良いと私も考えます。
 もし、動揺の程度が多少強い場合は接着剤で固定をします。その場合でもすぐ歯を削る必要はありません。

 歯が衝撃を受けると、仮に動揺が僅かであっても歯の中の神経が死んでしまうことが良くあります。だいたい10日から2ヶ月の間で分かるようになります。痛みもなく神経は壊死してしまいます。その場合は見るからに歯が黒っぽくなります。虫歯のような黒さでなくて歯の色が変色します。お母さんが見て必ず分かります。

 ただし、絶対壊死するとは限りません。何事もないこともあるので現時点で神経を取ると決定するわけにはいきません。

 また、ここが大事ですが、一旦歯が変色してもその時点で神経を取ってはいけません。
 乳歯は歯の根の先の血行が旺盛なので、一旦神経が死んでもその後石灰変性をしながら一部回復するのです。灰色になってしまった歯でも放っておくと白さが自然に戻ってくるのです。最初の白さではなくやや黄色みがかった白さですが。
 変色した時点では麻酔無しで歯を削ることが出来て神経のあった部分はすかすかです。それが戻るとは考えにくいとは思いますが戻るのです。結構良い確率で戻ります。
 戻らなかったときに初めて歯を削っても遅くはありません。
 
 では、今神経を取るのと、3ヶ月以上経ってから治療するのでは、後者の方が永久歯に重大な悪影響になるというと、そうではないと思います。
 何もしなくても、治療しても、打撲を受けると乳歯が早く脱落してしまうことはあります。ですから何か治療すれば歯の交換まで大丈夫とは言えません。どのみち経過観察をする必要はあります。

 放っておくと戻る…という考え方は日本でもまだ案外浸透していないようで、変色の時点で神経の治療に踏み切ってしまう歯科医が多いようです。
 でも、打撲後ほどなく全身麻酔などで今から神経の治療をしてしまう歯科医はいないと思います。
 
  ヨーロッパの歯科は予防が発達していて日本も学ぶべき点があると言われていますが、知識の偏りがあるような思います。
 全身麻酔などの悪影響の心配とかそう言う部分ではなくて、しなくて良い治療をする必要はないのです。

 最後に、もし、変色したままになって治療が必要となったときは、その医院に行くとそれ見たことか…と言われると思いますので、最初の医院か違う医院が良いと思いますけど。
 
  
 



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